問題はあなたが作り出してる?理学療法士が問題点を立案するコツ
お疲れ様です。
ちーよねです。
理学療法プログラムを立案していくに当たって非常に大切な問題点抽出ですが、ここに躓く新人理学療法士は多くいます。
学生時代の実習で大まかなことは学びますが、臨床に出ると多彩なパターンに悩まされることが多々あります。
私の経験上、問題点立案で悩む新人理学療法士及びリハセラピストは、大きく分けて2つの理由があると考えています。
今回の記事では、なぜ問題点の抽出で悩んでしまうのかを考察していきたいと思います。
理学療法における問題点抽出とは、患者の悩みの原因を言語化すること
例えば、膝が痛くて長く歩けないという悩みを抱えた患者が来院したとします。
我々理学療法士はICF(国際生活機能分類)に基づき、患者の評価をして問題点を立案します。
その問題点を解消させるのがリハビリテーションということになりますが、問題点抽出がうまくできないと、どのような治療を展開していくべきか定りません。
患者が何に悩んでいるか→何が原因でその悩みが発生しているのかという流れの素で展開していく必要があります。
その問題は誰の問題?
冒頭で、問題点抽出に悩む新人理学療法士は大きく2つの原因があると述べました。
一つは、患者の真の問題を聴取できていないこと。
もう一つは、理学療法士であるあなたが勝手に問題を作り出していること。
以上の2点が考えられます
ケース①患者の真の問題を聴取できていない
よくある事例を挙げます。
例えば、しゃがみ込みができないという患者がいたとしましょう。
理学療法士が評価した結果、膝関節の可動域制限を問題点として考えたとします。
リハビリを実施した結果、可動域制限は改善し、しゃがみ込みもできるようになりました。
患者に生活が変わりましたかと聞くと、あまり変わっていないと答えます。
よくよく聞くと、その患者さんは全くしゃがみ込みをする機会がないとのことでした。
ケース②理学療法士のあなたが問題を作り出している
たまにこういうリハセラピストは見ませんか?
患者「手術したお膝に関してはもう何も困っていることがないです。」
理学療法士「でもまだここの筋肉が弱いです!鍛えましょう!」
〜数日後〜
理学療法士「どうですか?よくなりましたか?」
患者「うーん、あまり変わってないかなぁ」
理学療法士「それなら、まだまだトレーニングが足りませんね!」
この筋力低下は問題点なのでしょうか?
この患者さんは特に問題を感じておらず、ちょっと筋力がついたからといって何かが変わるわけではありません。
この場合は、理学療法士及びリハセラピストが勝手に問題を作り出しているケースが考えられます。
問題点は捉え方次第で大きく変わる
問題というのは、見方次第でいくらでも作り出すことができます。
コップに水が半分入っている状態に対し、まだ水が半分も入っている!と見るか、もう水が半分しかない…と見るかの違いです。(リフレーミング効果)
リハビリで例えると、筋力低下や関節可動域の制限に対して何が問題点と考えるかに当てはめることができます。
股関節外転MMTが4ある患者に対して、歩行能力の獲得が目的であれば十分でしょう。ですがスポーツ再開を目指すのであれば不十分かもしれません。
これに対して患者や理学療法士がどう考えるか、十分な説明が重要と考えます。
終わりに
問題点立案には、双方の考え方が一致している必要があります。
上記のケース①では理学療法士及びリハセラピストの説明不足、ケース②では理学療法士及びリハセラピストの理解不足が考えられます。
このような状態では問題点抽出もうまくいきません。
しっかりとコミュニケーションをとって、何を目標とするのかを共有していきたいですね。
応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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