[コラム] 音楽と物語の構成を考えるとき
noteで私は物語を主に書いているけど、別で音楽も作ったりしてる。
ひとつの統一された世界観の下に流れを作るという意味で、この両者には似ているところがある。
ここでは(全く参考にならないかもしれないけど)、音楽と物語の構成をどうやって作るのか、二つを混同させながら、ざっくり書いてみようと思う。
(以下、完全なる私の持論です。)
まず、曲を作るときは、各テーマごとにブロックをわけて全体を構成していくことがある。
こんな感じ。
「イントロ」→「Aメロ」→「Bメロ」→「Cメロ」→「間奏」→「Aメロ」→「Bメロ」→「Cメロ」→「C'メロ」→「アウトロ」
このように、3つくらいの異なるメロディーなどを組み合わせると曲になる。物語に無理やり例えると…
「虐められている亀を助ける」→「竜宮城に行く」→「戻ってきたら未来になってる」→「自分もジジイになる」
この「Aメロ」とかは、必ずしもメロディーじゃなくてもよくて、異なる曲調だったり、リフだったりいろいろ、ひとつのまとまりがいくつかあればよい。
リフというのは、メロディーも含まれるんだけど、コード進行とか、ギターのフレーズとかのことを指すことが多い。
有名なリフでは、レニー・クラヴィッツの「自由への疾走」とかある。
(文末リンク参照)
このように、強烈なインパクトのリフがあれば、それひとつで1曲できたりもする。
物語に例えると、強烈な登場人物一人居ればお話が始まるってゆう感じかな。
鉞を担いだ金太郎が熊にまたがって馬の稽古
これを作るのはなかなか大変だ。
それとは反対に、どんどん異なる曲調に展開していくような曲もある。
「イントロ」→「Aメロ」→「Bメロ」→「Cメロ」→「Dメロ」→「Eメロ」→「Aメロ」→「アウトロ」
このような曲を作るのはとても難しい。
こういう構成の神がかった曲がこの世にはたくさんあり、ほんとに神かと思う。
例えば、クイーンのボヘミアン・ラプソディとか。
私の場合は、そんな神業は使えないので、複数の曲を合体させて作ったりしている。
これをするには、フレーズのネタがあればあるほどよいのだけど、物語を作るときも同じで、面白いアイディアの断片をたくさんストックしておいて、それらをパズルのように組み合わせて一つの物語にする、という方法がある。
そうしてると、最初の方で発生した伏線を思いがけないところで回収できたり、コレとコレを繋ぐにはこうしよう、とか、新しい発想が生まれたりして作る工程も面白い。
私はわりとこの方法で曲を作ったり物語を書いたりしてることが多い気がする。
(行き当たりばったりともいうけど…)
ちなみに、「起承転結」はもともとは漢詩の世界のものだそうで、日本でなぜか物語の基本みたいになっているけど、そうじゃなくてはダメということはない。
これとは別の物語の作り方で「三幕構成」というものもある。
同様に、音楽にも構成の種類によって名前がついていたりする。
分類別けされているパターンを何となく知っていると、作るときの下敷きになってよいのだけど、あまりこれに沿いすぎても面白くない。
ガチガチのルールの中から突飛な発想が生まれることもあるかもしれないけど、それは全員が同じ条件で作っている時にだけ有効であって、自由な作品の場ではあんまり関係ないのかな…と思ったりもする。
こんな風に書いてみると気が付くのだけど、音楽にしても物語にしても、構成とか展開とかにいちいち名前が付いていたりして、あらゆるパターンが研究され、出尽くしている感がある。
どんなにぶっ飛んだ世界を思いついても、それは既に誰かがやっている。
「〇〇っぽさ」からは逃れられないのだ。
重要なのは奇抜さではない…どんなにお決まりの展開でも、よくある題材でも、ぐっとくるものはくる。
いや、それがめちゃムズいんだけど。
何だろう? センスなのかな? 引き出しの多さなのかな?
とにかくたくさん聞いて、たくさん読むしかないのかな。
まあ、でもとりあえず、気張らず肩の力を抜いて、本能の赴くままに作り、俯瞰し、必要であれば並び変える…みたいなことを繰り返す。
そうやって一つの流れができてくる。これは絵を描くときの作業に似ているかな。
と言うわけで、今日は、以上のことを踏まえて、私の好きな音楽を一方的におすすめしたい。
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≪Happiness Is A Warm Gun≫ by The Beatles
4つの断片をつなぎ合わせて作られた曲。
拍子が途中で変わったりして、とても複雑な曲なんだけど、そう思わせないすごさ。
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≪I Want To Break Free≫ by Queen
クイーンで展開がすごい曲と言ったらボヘミアン・ラプソディなんだけど、この曲も好きなので。
曲調が変わるとPVの雰囲気もガラッと変わるので曲の構成がわかりやすい。
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≪Batdance≫ by Prince
これでもかこれでもか。
時にやり過ぎもいいのかもしれない。。
神がかっている。
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≪無情のスキャット≫ by 人間椅子
次々と展開する好きな曲、その1。
ビジュアルもすごい。
ジャパニーズメタル。
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≪Great Spirit≫ by Armin van Buuren vs Vini Vici feat. Hilight Tribe
次々と展開する好きな曲、その2。
トランス。
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≪Bolero≫ by Ravel
ワンフレーズの史上最高峰。
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≪自由への疾走≫ by Lenny Kravitz
リフのインパクト。
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≪The Sunshine Underground≫ by The Chemical Brothers
リフの繰り返しからの発展。
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以上です。
