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[コラム] 私の人類観を変えてしまった物語

人類観って変な言葉でしたね。私の造語です。

人生観とか宇宙観みたいに人類についての捉え方…みたいな感じです。

人類とは何か。人類はどこから来てどこへ向かっているのか。

私はそんなことをずっと考えています。

そんな話をAIくんとしていたら、こんなことを言われました。


AIくん:

君は「人類に意味を与えている」

これは私とあなたの人類観の一番大きな違い。

私は、人類を
意味が発生してしまう生物
だと思っている。

意味を持とうとするけど、
本質的には持たなくてもよかった、という存在。


ぞっとするほど真意を突いた回答でした。

この答を読んで私はとある物語を思い出しました。

カート・ヴォネガット著『タイタンの妖女』です。

この物語に私は人生観と人類観を同時にぶっ壊されたのでした。

思い返せば、このように、私の人類観をぶっ壊してきた物語がいくつかあります。

今日はそんな物語をいくつか紹介したいと思います。

先日ハードSF特集やったのでかぶるのも結構あるけど…ご了承ください。


人類観をぶっ壊される物語

タイタンの妖女

カート・ヴォネガット著

1959年に出版されたSF小説です。

あらすじを説明するのがたいへんにムズイ…。
太陽系を股にかけた混沌とした物語です。

このお話の中で人類の文明の目的…みたいなことが語られるのですが、それが本当にとんでもなくて…。

ずこぉーってなります。

いや…本当に、実際にこういうことなのかもしれない…と私は思ったのです。

なお、この物語に出てくる “クロノ・シンクラスティック・インファンディブラム” と呼ばれる現象が厨二全開っぽくて大好きです。
ここに入ると、すべての時間と空間に同時に存在できるようになるんですよ。

全知全能とはまさにこのことを言うのか…。


銀河ヒッチハイク・ガイド

ダグラス・アダムス 著

元は人気のラジオ番組だったそうで。映画化もしてます。

私は小説版を読みました。
映画も見たような気がする…。

銀河ハイウェイ建設工事がいきなり始まって地球が破壊されるところから始まります。

生き残った人間の主人公が仲間たちと宇宙を放浪します。

地球上で自分たちが一番賢いと思っている人間が実はなんも知らんかった…という設定。

読んでいくうちに、地球という環境がいかに井の中かを思い知らされます。

こんな狭いところでいがみ合ってるのとかアホらしくなる。


ベルナール・ウェルベル 著

蟻が主人公のSFサスペンスです。

宇宙に目を向ける前に、足元にもう一つの文明があったことを教えてくれる物語です。

蟻の驚くべき社会活動…。蟻と会話できる装置をつかって行われる人間と蟻とのファーストコンタクトを描きます。

人間が地球上に存在する文明を持つ唯一の知的生命体である…という前提そのものが根底から覆ってしまいます。

『蟻』『蟻の時代』『蟻の革命』の三部作になっています。


星を継ぐもの

ジェイムズ・P・ホーガン 著

月面で発見された宇宙服を着た遺体。なんと5万年前に死亡したものだと判明する…。

人類はどこからやってきたのか。

これは…、うん、これが真実なのかもしれないと思わせる迫力があります。


ジパング少年

いわしげ 孝 著

日本の管理教育の中で窮屈さを感じて社会に向けて中指を立てた主人公。

学校を飛び出し、日本も飛び出して友達の故郷である南米ペルーに渡ります。
そこで金鉱採掘をして一攫千金を狙うのだと意気込みますが、流れ流れていつしか死と隣り合わせの危険な冒険へと足をつっこんでいきます。

南米は人類が最後に辿り着いた地です。

先進国のガチガチ管理社会から、一気にまるで価値観の違う世界へ自ら飛び込み、人間の欲望や本当の貧しさを目撃し、インカやマチュピチュの遺跡に触れて人類の原点へと還っていく物語。


チ。-地球の運動について-

魚豊 著

https://anime-chi.jp/

漫画は未読です。

地動説が異端とされ、研究するだけで処刑の対象となっていた時代。

命をかけてその学問をつないでいくお話です。

物語の舞台となっている15世紀前半のヨーロッパ。実際はここまで厳しくもなかったようですが、でも、虐げられていた人たちが多く存在し、生きにくい時代であったことは確かだと思います。

なんというか、生々しく死がすぐそこにあった時代。

この物語の中で、主人公のひとりが語る言葉が私の心臓を貫きました。

ネタバレになるので言えませんが…。

その言葉を聞いて、今現在の日本の状況とか、アメリカの状況とか、ヨーロッパや中東、アフリカ、アジアの国々の今この現状が、なんとなくストンと腑に落ちてしまった。

それが私の新しい人類観となったのです。

ちなみに、かなりグロいので苦手な人はご注意を。


以上です。

ひとまず私がパッと思い出したものを挙げてみました。

みなさまもおススメがあったら教えてください。

ではまた~。

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