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【ミュージカル】劇団四季「ゴースト&レディ」感想日記

劇団四季は稀にですが
U-NEXTなどの媒体を使って
ミュージカルの配信をしてくれることがあります。

前回観たのは
「ロボットインザガーデン」
4-5年前だったかと思います。
ちょうどコロナ禍だったので
劇場にも行けてなく
配信が心から嬉しかったなぁ🥰

今回観た「ゴースト&レディ」
も、久々に四季が配信決定。

東京でやっていた期間も短く
行ける日が無くて断念していたので
配信に飛びつきました🤭

クリミアの天使、ナイチンゲールのお話だということ以外は何も知らずに観劇しましたが…

まさに、フロー(フローレンス・ナイチンゲール)とゴースト、ふたりの奇跡の絆の物語でした✨

まぁまぁネタバレしちゃってますので
既に観る予定のある方は気をつけて下さいね😅

主な配役は下記の通り

フロー(フローレンス・ナイチンゲール)
谷原志音
グレイ(劇場のゴースト)
加藤迪
ジョン・ホール軍医長官
瀧山 久志
デオン・ド・ボーモン
宮田 愛

【あらすじ】
物語の主人公は、看護の道を志すも家族に反対され、生きる意味を見失いかけていたフローレンス・ナイチンゲールです。
そんな彼女の前に現れるのが、劇場に憑くゴーストのグレイ。
フローは「私を殺して」と懇願しますが、グレイは奇妙な約束を持ちかけます。
──「お前が絶望の底まで落ちたときに、望みどおり殺してやろう」と。
こうして二人は行動を共にすることになります。
運命に導かれる二人。
クリミア戦争の野戦病院で、フローは負傷兵の看護や病院改革に奔走します。
そのひたむきな姿に、次第に心を動かされていくグレイ。
やがて二人は、それぞれの孤独を抱えながらも互いに照らし合う存在となっていきます。


舞台が開くと…
グレイがひとり、歌とお芝居からの導入です。

ゴーストだから全身灰色だけど
紳士的な立ち居振る舞い。

一瞬で心が持っていかれます。

歌が…うまい✨
声が…いい✨

四季の役者さん達はあたりまえにみなさん上手なんだけど…💦

いつもとちょっとちがうかも!

「ドルーリー・レーン劇場、新作の初日だ!」

グレイが取り憑いている(棲みついている)ロンドンの劇場への舞台転換も相まって、いきなりこの世界観に引き込まれてしまいました!

そして、物語が始まってすぐ
グレイに殺して欲しいと懇願するフロー。

フローの歌声が!
これまた素晴らしい✨✨
心が洗われる高音♪

期待感がぐんぐん高まります。

最初はフローをあしらいながらも興味本位でくっついていくグレイでしたが、彼女の本気を見て、従軍看護師になることに反対している家族から、彼女を助けます。

フローが赴任したクリミアの野戦病院にも
「おまえが夢を追って絶望した時に殺す」
「私が絶望した時にすぐに殺せるようにして」
という約束をかわし、同行したグレイ。

こんなおかしな約束をした2人だけれど
彼は、野戦病院でも、陰ながら一生懸命フローを助けちゃうんです。

フローの天敵となるのが
ジョン・ホール軍医長官
自分の出世の為に彼女を亡き者にしようと企みますが、ここでもグレイが阻みます。

このホール長官がまた悪者感たっぷりなんです😱
役者さんが瀧山さんで
私はアラジンのジーニー役を観ているので、このギャップに最初ちょっと戸惑いましたが🤣
また違った魅力に惹きつけられちゃいました!

少しずつ、自分の心の変化に気付いて動揺するグレイ。
フローも又、グレイに惹かれている自分に気付いていきます。

「笑うなよ」と言いながら自分の夢は芝居を書くことだと打ち明けるグレイ。
読み書きができないグレイに変わって、私が口述筆記で手伝うと約束するフロー。

1幕の最後は、そんな2人の気持ちの機微を歌い上げた素晴らしい曲
「不思議な絆」🎶
で締めくくられました。

そして、最後に現れた
もうひとりのゴースト!
彼女はいったい…?



2幕は、もうひとりのゴースト
デオンも交えてお話が展開していきます。

デオンも又、孤高の騎士。
運命に翻弄された悲哀と
誇り高い魂の叫びを
宮田さんが見事に体現されていました。

デオンは、黒幕ホール長官にフローの殺害を命じられ、自分も死に場所を探している彼女は執拗にフローを、そしてグレイをも倒そうと挑んできます。

グレイは、親に、里親に、そして女に裏切られ続けた末、デオンに殺されてゴーストになったという因縁が!

デオンも又、女性の地位が低かった時代、男として生きるよう親から言われ、剣士として活躍する中、女性であることがバレて殺されゴーストになったという悲しい過去がありました。

ふたりがゴーストにならざるを得なかった背景を思うと、それもまた切なく苦しくなります。

一方フローは、クリミアの天使として脚光を浴びていきますが、同時に野戦病院の過酷さに大切な人たちが次々といなくなり、絶望に堕ちていきます。

「今こそ私を殺して欲しい」
とグレイに懇願するフローに、彼は
「断る」と。

絶望とはどういうことか教えてやる、と自分の過去を語り始めます。

その人生は前述したとおり、苦しく、壮絶なものでした。
そんなグレイにフローは
「その時、私があなたのそばにいたかった。絶望のどん底で、ひとりで逝かせたくなかった」と。

心が揺さぶられるグレイ。

そこに、デオンが現れます。
グレイが守ろうとしますが、彼女は投げナイフを使い、庇ったフローがそのナイフの餌食に。

命は繋ぎ止めているものの、フローの目はなかなか覚めません。

そんなフローに、グレイは最後の手段として、自分の霊気を差し出します。
ゴーストに負わされた傷なら、霊気が効くかもしれない、と。

ゴーストは空気中の霊気で生きている(生きてはないけど?!🤣)ので、自分の霊気を差し出すのは死活問題。
それでも彼女を助けようと必死に身を捧げるグレイ。

そしてその時彼は気付きました。
「俺がゴーストになったのは、お前に出会う為だった」と。

このあたりからは、涙なしでは観られなくなってきました😭

最終章、ホール長官はフローを自分の陣地に呼びつけます。
グレイは罠だから行くなと諭しますが、助けを必要としているなら私は行くと。

やはりそこで待っていたのは
殺気に満ちた罠。

デオンとグレイ、そしてホール長官とフローの闘いはクライマックスへ。

ホール長官の
「わからん!金持ちの娘が兵隊の世話に明け暮れる。なんでそこまでやるんだ!?」
という問いに対する答え
「偽善者と呼ばれても」🎶

フローが世間からの批判や冷たい視線を真正面から受け止め、それでもなお「人を救いたい」という信念を歌い上げるシーンには、心揺さぶられずにはいられませんでした。
彼女の生き方そのものを象徴する一曲だと感じました。

霊気を使い果たしてしまったグレイは、デオンの剣に胸を貫かれます。

それでも最後の力を振り絞って、デオンにトドメを指すグレイ。

そして2人は共に消えていきました。
その顔は、私には清々しくも見えました。

「あなただけは許さない」
とホール長官に銃を向けるフロー。

その時でさえ、グレイの声が彼女を救います。
「フロー、お前は汚れるんじゃねぇ」と。

グレイを失った彼女は絶望に打ちひしがれ、そこで一度幕がおります。


時は経ち、フローが亡くなる場面へ。
彼女の魂が起き上がると、そこにはグレイの姿が。
54年ぶりの再会でした。

一緒に行こうという彼女に
「どうしてもやり遂げたいことがある」
と、残ることを伝えるグレイ。

「忘れないでくれ。離れていたって
惚れてんのは、フロー、お前だけだ」
「私、待っていますね、いつまでも」

そしてフローは旅立っていきました。


「これにて、我が処女作
【ゴースト&レディ】
終焉」

グレイは、このフローのお話を残したかったんですね。

彼自身が幽霊でありながら「生きる意味」を見いだし、完結させたのだと思うと胸が熱くなりました。

そして、オープニングの
「新作の初日」に戻っていく。

このお話は円環的(物語の最初と最後が呼応する)になっているのだな、と、ここで初めて気付きました。
物語の構成までも様々な工夫が凝らされていることに感服です。


この壮大な
【ゴースト&レディ】

というお話

「誰かのために生きるとはどういうことか」
「人は何を残せるのか」
そんな普遍的な問いを突きつけられた気がしました。

観終わったあともしばらく余韻が消えず、自分自身の生き方にまで考えが広がりました。

劇団四季さん、あっぱれです✨✨


また東京でやってくれないかな。
やっぱり劇場で、生で観たいです。

そして…

私、劇団四季はミュージカル自体を観るのが大好きで、特段ひいきの俳優さんはいなかったのですが…💦

グレイ役の加藤迪さんの演技
又観たい!
と切に思ってしまいました。

歌声、お芝居はもちろん
今回配信で観たので表情がとても良く見えて。
ちょっとやんちゃな顔
嬉しそうな顔
切ない顔
どれも表情がとっても素敵で(*≧∀≦*)

思わぬ収穫!?🤣
となりました✨



こちらの動画配信、9月10日の21:00まで見逃し配信もあるようなので、U-NEXT契約してる方は見れるチャンスがありますよー😊(5,500円)



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