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okinawa_omiyage
ホロっとした夜。
少し前のお彼岸
実家の母の昔話を聞いていた。
母の父
(私から見たら祖父)
は母が若い頃に他界している。
私の父も会った事がない。
祖父は戦争経験者だが生還する事が出来た。
しかし祖父母が戦争の話をした事は殆ど無かった。
戦後
祖父は大工職人をしていたと聞く。
物静かで本当に優しい人だったと。
喘息持ちで一年間学校に行けなかった母。
夜の発作が大変だったらしい。
発作が出ると幼い母をバイクで病院に連れて行ったそう。
祖父は内緒で時折
母の枕の下にキャラメルやチョコレートを入れて
仕事に行ったらしい。
母が出してきた昔のアルバムの祖父は確かにとても優しい笑みを浮かべている。
その後の話を聞いて何故か
ジブリの耳をすませばの誠司君がバイオリンを作るシーンが頭に浮かんだ。
雫がこっそり見ているシーン。
祖父は家族が眠りについた頃
静かに外の作業部屋に行き夜な夜な大工仕事をしていたらしい。
母や兄弟達はコッソリ起きてはしごで作業部屋まで降りて
小さな小窓から
静かに作業する祖父の姿を見ていたらしい。
耳をすませばでバイオリンを作る誠司君の様に。

そこにはきっと
温かいオレンジ色に包まれた優しい風景があったのだろう。
私も是非話してみたかった。
ご先祖様は大切にしたい。
皆勝手に生きていないんだよね。
祖父母の巡り合わせ、親の巡り合わせ
全てにルーツがあり御縁があるんだと思う。
1個でも違えば別な誰かで
自分はこの世には存在して無かった。
好きな何かにも出会えなかった。
きっと見守ってくれていると思う。
辛い事があっても諦めず
共に
生きよう。
少しくらい休んだっていいんだよ。

