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オソノさんの優しさ

幼少期からスタジオジブリ作品を観て育ち
大人になった今でも時々見返している。


様々なシーンやセリフが幾つも心に焼き付いている。


それらのセリフは無意識のうちに
ふと日常で口にしている事もある。


最近ふと思い出したのが
魔女の宅急便のキキのセリフ。



魔女の修行で故郷を旅立ち
街で暮らし始めたキキは
暗めの服に赤いリボンをしている。


一方
街の同世代の子達はお洒落でどこか軽やかに見え、キキは警戒していた。


そんな中
ブティックのショーウィンドウに並ぶ素敵な靴を見ながら、彼女は呟く。


もうちょっと素敵な服ならよかったのにね……


そこには思春期特有の見た目への劣等感
同世代にうまく馴染めない葛藤が滲み出ている様に見えた。


それでもトンボは何故かキキを気に入り
みんなに紹介したいとパーティーに誘う。


招待状を受け取ったキキは驚き
おソノさんにこう訴える。

私、この服しか持ってない!
その時、おソノさんは明るくこう言う。


その服いいじゃない。素敵よ。
黒は女を美しく見せる!

(ネットより)


子どもの頃このシーンを観た時私は

新しい服を買ってあげてよ〜(泣)
と思ってしまい
オソノさんが少し冷たく見えた。
そして物語の冒頭で着ていた服は持ってこなかったの?と思った。



けれど今は違う受け取り方をしている。


おソノさんは街に馴染めないキキの事をちゃんと見ている。

しかし
買ってあげようか?とは言わない。
魔女の修行中の身であるキキを簡単に甘やかす訳にはいかない。



だからこそ
服なんて関係ない。
あなたはそのままで素敵だよ!と。
自信を持たせようとしていたのではないかと思う。深い愛情を感じる。

街の子達とは違い
自力で見知らぬ土地に来て
懸命に働きながら生きているキキ。


その姿をおソノさんはちゃんと認めていたのだろう。


もちろんこの見方が正解かどうかは分からない

けれど
今の私はそんな風に感じている。


そして実際
黒は誰が着ても引き締まって見え大人っぽく映るなぁ。と最近になって思う。
ちょっとしたアクセサリーがあるとグンと魅力が増す。


おソノさんの言葉の意味が少しわかる年齢になったのかもしれない。


ジブリ作品は年齢によって見方や感じ方が変わる。


だからこそ何度観ても面白いのだと思う。

キキはオソノさんに出会えて良かったね。
みんな大人になる時は、様々な壁にぶつかる。
大人になってからもね。

しかしその壁の向こうに見える景色がある。

魔女の宅急便を見ると何だか
ちょっと泣きたくなる。


高卒で親元離れた時の切ない感じも思い出す。


音楽も美しい。

(ネットより〜)



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