古今集 異本の歌 1121番
題しらず
よみ人しらず
まなづるの葦毛の駒や汝が主のわがまへ行かば歩みとどまれ
真名鶴の葦毛(あしげ)の駒や汝(な)が主の我が前行かば歩み留まれ
真名鶴のような色の葦毛の馬よ、お前の主である私の前に行ったなら、歩みを止めよ
主人は私なのだから、私の前を歩くなと、馬に言っているようです。馬を大切にし、「おいこら、偉そうに前を歩くな」と馬に声をかけているちょっと笑いのある誹諧歌です。
真名鶴(真鶴、まなづる)は、胴体が灰色がかった鶴。葦毛の馬も、灰色がかった毛並みなので、「まなづるの葦毛の駒」と表現したようです。「まなづるの」は葦の枕詞という説もあります。
「真名鶴」を地名の「真鶴」ととらえることも出来ると思います。
いいなと思ったら応援しよう!
応援してやろうということで、お気持ちをいただければ嬉しいです。少額でも、単発でも有難いですし、繰り返しご支援いただけると、記事を続けて作成する動機にもなります。もっと勉強したり、調べたりするための費用にしたいと思います。