ZEEKR「海外ロック」騒動、中国車の所有者も海外に出る時代へ
河南省の吉利(GEELY)極氪(ZEEKR)オーナーが、自分の車で欧州を走行していたところ、車載システムに強い警告画面が表示され、一部のスマート機能が一時的に制限された。
車両が長期間にわたって海外に位置していたため、車載システムに組み込まれた安全保護機能が作動したという。
この問題は中国のSNSなどで「海外で車をロックされた」事件として注目を集めた。
ZEEKRは2026年7月23日、第一財経の取材に対し、車両の駆動や制動など走行に必要な中核機能には影響しておらず、「車両をロックした」「運転不能にした」という事実はないと説明した。
ただし、車両の海外滞在をメーカー側が検知し、車載画面に警告を表示したうえ、一部機能を制限していたこと自体は認めている。
争点は、車が本当に走行不能になったかどうかだけではない。
個人が購入した車両を合法的に国外へ持ち出して利用しているにもかかわらず、メーカー側のシステムがそれを異常な移動と判断し、車両へ介入したことにある。
外国と地続き
日本のユーザーにとっては、そもそも自分の車を海外旅行へ持っていくという発想があまり身近ではない。
日本から海外へ車を持ち出すには、海上輸送、通関、一時輸入、現地保険などが必要となる。通常の海外旅行であれば、現地でレンタカーを借りる方がはるかに容易である。
一方、中国はユーラシア大陸と陸続きである。
ここから先は
4,020字
CHINA CASE読み放題
¥550 / 月
初月無料
急速に進む中国のCASE(Connected,Autonomous,Shared&Service,Electric)やMaaS、自動車産業…
この記事は noteマネー にピックアップされました
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

