方法論ばかりを語る人は、実行力に乏しい
ああでもない、こうでもないと方法論として理屈を捏ねるが、蓋を開けてみると、まったく動いていない人が少なからずいる。
考えること自体は一向に構わないが、実行が伴って初めて「考えた」と言える。ただ脳内で下手な考えを巡らせているだけでは、休んでいる状態と変わらず、実績に手が届くはずがない。
この簡単なメカニズムさえ理解できず、考えること自体が素晴らしいと胡座をかくのだから、日頃から心技体が一致していない証左でもある。
ぼーっと考えているうちに、一日が一週間になり、そして一か月が経ってしまう。さらに、その悪循環を続けていると、あっという間に一年が過ぎてしまうのである。
これを、筆者は「カタツムリ人間」と呼ぶ。もっと卑劣な言い方をすれば、「ナメクジ人間」である。そこで、気合いを入れるために塩を掛ければ、溶けてなくなる。
仕事とは、方法論そのものが重要なのではない。筋道が通ってさえいれば、どんどん階段を上っていける。しかし、一段ごとに方法論を熟考している「ふり」をしていても、人も世の中も動かない。
これを熊本県北部では「ねんしゃ」と呼ぶらしい。意味は、動きや仕事が遅い人、手際が悪い人(のんびりしすぎ、要領が悪い、というニュアンス)とのことだ。
筆者の性格としては、この「ねんしゃ」だけにはなりたくない。恥ずかしくて、穴があったら入りたいくらいだ。(苦笑)

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