Trip.44|初夏の茅の輪と石見銀山
6月も終わろうとするとある日。
梅雨の中休みかと思うほど、朝から空は晴れ模様。
梅雨に入ってからというもの、気圧の影響なのか体調がいまいち優れずやる気が起きない日ばかり。
何年ぶりだろう、珍しく休みの日はずっと家に居るという生活を送っていました。
でも、この日は朝から気分もスッキリ。
数週間ぶりにどこか遠出したいなと思い、島根県大田市へドライブがてら出かけてきました。
石見国一宮 物部神社
大田市に着いたらまずは、叔父夫婦からずっと話を聞いて参拝したかった物部神社へ。


こちらの神社はなんと、狛犬ではなく狛鶴がお出迎えしてくれました。初めて見てちょっと感動。
御祭神である宇摩志麻遅命が鶴の背に乗って降臨されたという伝説が残っているそう。
物部神社の神の使いは「鶴」であり、御神紋も太陽を背に負った「ひおい鶴」となっています。
だから、境内には鶴がたくさんいたんですね。
境内には素敵なマダム3人組やご夫婦、おひとり様など平日にも関わらず参拝者がたくさん。

次の日が夏越の大祓ということで、こちらでは茅の輪くぐりもしてきました。
無病息災を願い、この半年間の穢れを落とします。

なんだかいろんなことがあった2026年。
駆け抜けるようにあっという間に過ぎていった上半期は、悲しいことから始まりなんだかずっと試練のような日々を過ごしていました。
その代わり、伊勢神宮にお参りしたりと思い切った行動が出来たのは良かったなと思います。

おみくじが可愛い鶴だったので引いてみました。福鶴=福を釣るという験担ぎにも心惹かれます。

結果は大吉で幸先の良いスタート。

境内にはたくさんのお社に加え、神馬の像もあり競馬好きの方々の聖地にもなっているらしい。

物部神社の本殿は、全国でも最大級を誇る春日造だそうで屋根の彫刻もどこか厳かで立派です。
このタイミングでゆっくりと参拝し茅の輪くぐりもできて、心なしか身も心も軽くなりました。
洋食屋FUKU
物部神社をあとにして、ランチはこちらへ。

大田市内にある洋食屋FUKUさん。
まだオープンして日が浅いのか、店内はとてもきれいで新しくオシャレな印象。

まったり待っていると、ランチのセットに付いていたサラダとスープが運ばれてきました。

クルトンが浮かんだかぼちゃのポタージュ。かぼちゃの甘みが染み渡り、とてもおいしかった。

私が注文したのはエビフライランチ。
頭が付いたなんとも大きなエビフライが3本。想像通りめっちゃボリューム満点です。

さっくり揚げられたエビフライは、エビ自体も大きくて食べ応えがありおなかも大満足。

ご飯とフォカッチャが選べたので、フォカッチャに。バターの香りも良く、生地もふかふか。

食後にコーヒーをいただきました。
洋食は普段あまり食べないのですが、久しぶりだったこともあり本当においしかったです。
石見銀山
大田市内からの帰り道、時間があったのでせっかくならと石見銀山にも寄ってみました。

大森町は景観を守るように、自販機すらレトロな佇まいなのがとても味わい深いですね。

昨年、石見銀山を訪れた時の記事はこちらから。
群言堂
さて、お目当ての石見銀山 群言堂さんへ。


この日は平日ということもあり、店内は混みすぎずゆっくり過ごすことができました。

お冷がお茶なのも嬉しいですね。

坪庭に面したカウンター席からは、可愛らしいお地蔵様の姿が目に飛び込んできました。
檸檬がお供えしてあるのがなんとも微笑ましい。

食べたかった季節のパフェ。
これ、実は昨年も食べていました。飴細工と小さなシュークリームがのっていて、クロモジのアイスと梅のシャーベットが絶品です。

箸置きにはいつも可愛いお花が付いてきます。
こんな風に箸だけじゃなく、スプーンやフォークを置いても可愛いから素敵ですね。

群言堂さんの出入り口には、愛らしいツバメが数匹行ったり来たりしていました。
時期的に巣立った子たちだろうか。人が来ても全然逃げないのでかなり人に慣れてる様子。
羅漢寺
群言堂さんから駐車場に向かう道中、なんだかこの日は無性に気になって羅漢寺さんへ。
ふと、「縁結びの寺」と書かれた文字が目に入り、縁切りと縁結びにご利益があるお寺だそうです。

そういえば大森町には良く来るのに、ここには一度も参拝したことがありませんでした。
なんだかものすごく縁切りという言葉が頭から離れず、とにかく今、嫌なものを削ぎ落としたいという気持ちになり参拝することにしました。
拝観料を納めると胎内くぐり(御本尊の下を潜ること)ができ、中から外に出ると岩を掘った場所に羅漢様が5体、静かに鎮座されていました。
縁切りといってもそれはそれは様々で、たとえば「悪縁」「ギャンブル」「人間関係」「嫉妬」など。
この羅漢様が縁切りをしてくださるらしい。

そのあとは、重要文化財にも指定されている五百羅漢で縁結びの祈願を。ここは羅漢様が2ヶ所に250体ずつ納められていて五百羅漢というそうです。

中は撮影禁止でしたが、なんともいえない雰囲気に圧倒され、不思議な気持ちになりました。
お線香を立てローソクを納め、ここから出たあとは身体の重だるさが消えたような気さえしました。

久しぶりに訪れた大田市では、初めての神社やお寺を参拝し、夏越の大祓を前に茅の輪くぐりをしたり、縁切り縁結びの祈願ができました。
頭の中も心の中も全部が全部スッキリとはいきませんが、少し風通しが良くなったよう。
これから先、自分がどうなりたいのか心身共に整えながら、ゆっくり考えていきたいと思います。

