Page.5|雨上がりの虹を待つ
朝からしとしとと雨が降り続ける休日。
出かけるにはちょっとだけ億劫な雨足。せっかく時間があるならと、寝具のカバーを替えたり部屋の気になるところを少し整理したり。
数日前にルームウェアも新調したので、少しずつ身のまわりを整えられてなんだかスッキリ。
唐突に母が「甲奴にある粟島さんにお参りしたい」と言うので、午後からは雨の降る中参拝へ。
先月、叔父の家にお邪魔した時に「昔住んでいた場所の近くに粟島さんがあって、参拝したら病気が治ったの」という叔父の奥さんの話を聞いてから、母はずっと気になっていたらしい。
こうして情報が耳に入るということは、『お参りしなさい』と呼ばれたのかもしれません。
Google Mapで調べるとすぐに見つかりました。


三次市甲奴町にある粟島神社は、少し小高い場所にあり、駐車場までの道も思いのほか狭く急勾配。
車を停めて傘をさし、境内へ。


粟島神社は「少彦名命(すくなひこなのみこと)」をお祀りしている神社で、 主に女性の健康や安産などにご利益があるとされています。

数年前までは、府中市にある首無地蔵さんの敷地にも粟島さんがお祀りしてありました。
しかし、高台にありお世話をする人も高齢化し大変だからと言う理由で、元々いらっしゃった四国へお帰りになったと聞いたことがあります。
叔父の奥さんも、最初は首無地蔵さんにある粟島さんにお参りに行ったらしいのですが、粟島さんが帰られたのを知らず戸惑ったそう。
その後、甲奴町に同じ粟島さんが祀られていることを知りお参りしたらしい。まさかこんなところにあの粟島さんがいらっしゃったとは。

粟島さんは昔から女性特有の病気にご利益があるとされ、多くの方が信仰している印象があります。
私も学生時代はひどい下腹部痛があったこともあり、祖母の薦めで首無地蔵さんにお参りする時は必ず粟島さんも一緒に参拝していました。
首無地蔵さんの粟島さんがいなくなって、なんだか寂しい気持ちになりましたが、こうしてここに鎮座されていたなんて。
かつてお参りしていた場所から、今の場所へ導かれた気がします。不思議なご縁に感謝。

粟島神社の境内には『手王』『足王』という名の神様もいらっしゃり、2015年に鎮座されたそうで手や足腰の健康にご利益があるらしい。
以前はそれぞれの祠があったそうですが、今はひとつの祠に一緒に祀られています。
一緒に参拝した母は、膝や腰が少し痛むことがあるらしく、お参りできて嬉しかったよう。
翌朝、「今日はなんだか足が楽なんよ」というので、さっそくご利益があったみたい。
粟島さんの参拝を終えたら、ちょっとだけお茶したいなと思いMirasaka Coffeeさんへ。


久しぶりに注文したコーヒーゼリーパフェ。
ソフトクリームってたまに食べるとどうしたことか、本当に美味しく感じるから不思議。
コーヒーゼリーもさっぱりして美味しかった。

お休みの日の雨って昔は少し残念な気持ちになっていたけど、雨の日は雨の日の良さがありますね。
しっとりと湿度を帯びた少し重い空気と、屋根を打つ軽やかな雨音が優しく耳に届く時間。
雨上がりには時々、虹もかかる。それはまるで涙を流したあとに心が透き通るみたいだと思えます。
悲しいことがあってもいつかはそれも終わりが来るし、きっと新しい幸せが待っているはず。
雨も悪くないなと思えた穏やかな一日でした。
