【MVC体験記】ハワイ現地1日目
あっという間の当日。2026年4月、1ドル160円という歴史的な円安と燃油高騰。うー、きつい。
今回の旅は、夜の出発。
フライト前に少しでも体力を温存し、2歳の子どもを落ち着かせるため、私たちは空港のラウンジへと向かいました。
アメックスプリファードゴールドカードではライオリティパス付帯(年間2回)なのでラウンジでゆっくり。ありがたいことに2歳の子どもは無料。大人の同伴者である夫の分は有料。約5,000円(35ドル)。
まだ日本を出国すらしていない時点で、円安の現実がずしりと財布に響き、シビアな幕開けとなりました。
朝9時のホノルル。
そんなこんなで飛行機に乗り込み、翌朝9時過ぎ、ついにハワイ・ホノルル空港に到着!
飛行機のドアが開いた瞬間のハワイ特有の甘い空気と温かい風に、「ついに来た!」と胸が高鳴ります。
子ども連れで大荷物の移動をスムーズにするため、私たちはレンタカーを選択していました。予約時間は11時。少し余裕があるように思えましたが、ここからが子連れ旅の本当のスタートでした。飛行機を降りてから、レンタカーまでがとにかく遠い……!
レンタカー営業所への専用シャトルバスも運行しているのですが、私たちは知らず歩いて行きました。(シャトル乗ったほうがよかったかも(泣)
今回私たちが選んだレンタカー会社は、オレンジのロゴがおしゃれな『SIXT(シクスト)』。
子連れ旅ということもあり、万が一のための『追加保険』もしっかりと加入。さらに、帰国日にバタバタと現地のガソリンスタンドを探して満タンにする手間を省くため、あらかじめ『ガソリン代先払い(満タン返し不要)』のプランを選択しました。子連れ返却時のバタバタを考えたら、これは外せない神プランです。
3日間のレンタルで、保険もガソリンもすべてコミコミ。この円安の中、覚悟していた総額は約4万5,000円でした。
これだけでも「現在のハワイとしては、かなり賢く抑えられたのでは?」とホッとしていたのですが、指定された駐車スペースへと向かった私たちを、さらなる衝撃が待ち受けていたのです。
「さあ、荷物を積んで出発するぞ!」と目の前に現れた車を見て、私たちは思わずフリーズしました。
……あれ? 予約していた車と、全然違う。
一瞬、海外レンタカー特有のトラブルかとおびえましたが、スタッフから告げられたのは嬉しいサプライズ。なんと、BMWへの無料アップグレードだったのです……!
約4万5,000円という予算のまま、まさかハワイの地でピカピカのBMWに乗らせてもらえるなんて! 10分間、大荷物で汗をかきながら歩いてきたご褒美を一瞬でもらったような気分でした。
ハワイの慣れない左ハンドルでこの高級車を運転するのか……! と、夫は別の意味で緊張していましたが(笑)、最高の相棒を手に入れて私たちのテンションは一気に最高潮に。
お気に入りの音楽を流しながらフリーウェイを走り、ワイキキの喧騒を通り過ぎて、西海岸の楽園『コオリナ』を目指します。ハイウェイの道は日本の高速道路よりも車線が広く、基本的にはずーっとまっすぐな一本道。夫も「思ったよりすごく運転しやすい!」とすぐに慣れて、最高のドライブになりました。BMWの窓を開けると、ハワイの風が本当に心地いい!

空港から車を走らせること約30〜40分、あっという間に楽園コオリナへ到着です。
車を停め、いよいよ今回の旅の拠点、マリオット・バケーション・クラブのチェックインカウンターへ向かいます。
ハワイらしさ全開の開放的でラグジュアリーなロビーに迎えられ、長旅の疲れも吹き飛ぶよう。フロントでの手続きを進める中、スタッフの方からある『ご案内』を受けました。マリオットのバケーションクラブ(タイムシェア)では定番の、最新のお部屋の紹介や仕組みを聞く「2時間ほどの説明会」へのお誘いです。
子連れ旅のスケジュールを崩したくなかったので、私たちは滞在の最終日に2時間の予約を入れることにしました。貴重な旅の時間を2時間使うわけですが、実はこれ、参加するだけでとっても魅力的な特典がもらえるシステムになっています。
提示されたのは、『マリオットのポイント』か、あるいは現地で使える『200ドル分の商品券(リゾートクレジット)』のどちらか好きな方を選ぶという選択肢でした。
タイムシェアのオーナーとしてはポイントも魅力的で一瞬迷いましたが、私たちの決断は一択。200ドルの商品券を迷わずチョイスしました。
なぜなら、とにかく今のハワイは信じられないほどの物価高に加えて、1ドル160円の超円安。現地でのちょっとした外食やご飯代が恐ろしい金額になることが分かっていたからです。200ドルといえば、日本円にして約3万2,000円分!この大金が現地で浮くというのは、我が家の旅の予算にとって神様のような救世主でした。
「よし、最終日は2時間しっかり説明聞いてこの200ドルでおいしいものを食べよう!」
夫とそんな作戦会議をしながらホクホク顔で予約を完了しました。
しかし、そんなお得な話に喜びつつも、フロントで現実を突きつけられます。
リゾートの駐車場代は、なんと1日44ドル(約7,000円)。
「に、日数分でいくらになるの……!?」と、再び頭の中の電卓が激しく火花を散らします。日本の感覚からすると破格の駐車場代ですが、これが今のハワイの、そしてリゾートのリアル。
けれど、そんな度重なる『円安のパンチ』による緊張感も、お部屋のドアを開けた瞬間に、文字通りすべてが吹き飛ぶことになるのです。
ルームキーを受け取り、ついに3泊44万円、夢のコンドミニアムのドアを開けました。
今回私たちが滞在するのは「ゲストルーム(スタジオタイプ)」。
フルキッチンや大型の洗濯機まではないものの、使い勝手の良いミニ冷蔵庫や電子レンジ、コーヒーメーカーなどがコンパクトに備わった、暮らすように泊まるには十分すぎる快適な空間です。何より窓を開ければ、心地よいハワイの風とともに、どこまでも青い海が私たちを迎えてくれました。「あの時、メールを信じて説明会に行って本当に良かった」と、最高の答え合わせができた瞬間でした。


カポレイの神スポットと、暮らすような夜の始まり
お部屋に荷物を置いたら、長旅でお腹もペコペコだったので、まずは車(BMW!)で少し足を伸ばしてランチへ向かいました。
目的地は、コオリナのすぐ近くにあるカポレイの『チーズケーキファクトリー』。
ハワイに来たら一度は行きたい大人気店ですが、ワイキキ店は大混雑で子連れにはハードルが高め。でも、カポレイ店はリゾートから車ですぐの場所にあり、駐車場も広くてアクセス抜群です。
そして何より感動したのが、めちゃくちゃベイビーフレンドリーだったこと!
スタッフの方たちが2歳の子どもにとても優しくフランクに接してくれて、子ども用のハイチェアやぬり絵をサッと用意してくれたりと、至れり尽くせり。海外のレストランは子連れだと少し緊張するものですが、ここでは親の私たちも肩の力を抜いて、名物のボリューム満点な料理を心ゆくまでお腹いっぱい楽しむことができました。ここは子連れコオリナ滞在なら絶対に外せない神スポットです。

大満足のランチの後は、そのまま近くのスーパーへ。
「初日の夜は、移動の疲れもあるし、せっかくの素晴らしいお部屋でゆっくり過ごそう」と決めていたので、夜ご飯の食材や美味しいお酒を買い込みました。
海外のスーパーの、カラフルで大きくて、見ているだけでワクワクする食材たちをカートに詰め込んでいく時間。これこそ、ホテル泊ではなくコンドミニアムに「暮らすように旅する」楽しさの始まりです。
両手いっぱいの買い出し袋を車のトランクに載せて、リゾートへ帰還。
夕方、お部屋のキッチンに買ってきた食材を並べ、窓を大きく開け放ちます。そこから流れ込んでくるのは、ハワイの心地いい夜風と波の音。
昼間の移動のドタバタや、空港ラウンジでの出費、1日44ドルの駐車場代にフリーズしたこと。そんなハプニングも、この贅沢な空間で家族揃って美味しいご飯を食べ、お酒を乾杯した瞬間に、すべてが最高の思い出に変わっていきました。
1ドル160円の円安旅。一筋縄ではいかないこともたくさんあるけれど、だからこそ五感に染み渡るような、ハワイ最初の最高な夜が更けていきました。
(2日目編へ続く)
