福州で食べた2 - 謎の「撈化」、塩気のある鮮味
「ほら、ここだよ」
運転手は店の前に車を止めると、そう言って看板を指さし、最後にもう一度、「ここは間違いない」と念を押した。思わぬところで出会った「福州小吃の先生」に、家族みんなで礼を言って車を降りる。
朝の機内食を我慢してきた連れと我が子は、すでに腹ペコ臨戦態勢だ。店頭の写真を撮っているうちに、二人は早々と店の中へ消えていった。
最初のお目当ては、撈化だ。旅の前に福州の小吃を調べていたとき、唯一、文字だけではどんな料理なのか想像がつかなかったものでもある。
そもそも「撈化」とは何なのか。
正確には「撈興化米粉」という。莆田産の細いライスヌードル「興化米粉」を、熱湯の中でさっと「撈(すくう)」ようにして温めることから、その名がついたらしい。それが縮まって「撈興化」、さらに略されて「撈化」。
しかし、興化米粉の四文字から、なぜよりによって「化」の一字を残したのか、少々不思議である。だが、その妙な響きが妙に気になっていた。
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