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旅をしていたら、爆買い女子からミニマリストになっていた

旅を繰り返していたら、ものに対する意識がガラッと変わったなと思います。

大学時代の私は、とにかくお金を使って何かを手に入れるのが大好きでした。当時はショッピングモール内の飲食店でアルバイトをしていたのですが、バイト終了後に日給分をショッピングモール内でうはうはとそのまま使い果たしていたのをよく覚えています。

「今日は1万円稼いだから欲しかったリュックを買おう!」とそのままお店に直行したのもいい思い出です。

自分で稼いだ額をそのまま欲しいものに注ぎ込む高揚感はもの凄く楽しかったし気分が上がりました。当時は特にやりたいこともなく旅行にも興味がなかったので、「お金は欲しい物を買うために使う」という感覚だったと思います。

そんな物欲の塊かつ発散癖のあった私が、海外に頻繁に行くようになってからガラリと変わりました。先月の2週間のヨーロッパ旅行では、荷物を全部入れてもキャリーの総重量はたったの16kg。昔の私だったらあれこれ詰め込んで余裕で20㎏はオーバーしていたはずです。

部屋をガランとさせる、世間で言うミニマリストとはちょっとズレるとは思いますが、今の私は自分にとって本当に必要なものだけを、身軽に持っていたいミニマリストだと思います。

なぜ、旅を重ねるうちにそんなに物欲がなくなったのか。 理由は大きく2つあります。

    
    
    

理由① 本当に必要なものだけでいいと気づいたから

旅の荷物は基本キャリーケースに入る分だけで、そこには重量制限という絶対的なルールがあります。
限られた容量の中に何を詰め込むか。

一般的な大手エアラインでは23㎏以内。
重すぎると移動がいちいち大変になるし、お土産を入れることを考慮すると出発時は軽い方がいい。

今となってはパッキングも慣れたもので、何を入れるか自分の中で決まっているのですぐに完了しますが、最初の頃は何が必要なのかわからないので何でもかんでも詰め込んでただの荷物になったことが多々あります。

「旅先で髪を巻くかもしれない」とヘアアイロンやスプレーなどをとりあえず持って行っても、案外使わないことが多かったのです。

そうやって渡航ごとに「実際に使う/使わない」をブラッシュアップしていったら、「本当に必要なものは意外と少ない」ということに気づきました。

「いろいろ持っていったほうが現地で困らない」 そう思っていましたが、実際はものが少ないほうが選択肢が少なくて疲れないのです。
    

海外旅行にまだ慣れていないときの印象的なエピソードとして、一日中外を出歩いてホテルに戻った後、いざお風呂に入ろうとキャリーを開けると物が多すぎて見るだけで頭がとても疲れたのを覚えています。

単純に持参してきた量が多い上にごちゃごちゃとまとまりがなかったのもあり、「洗面所には何を持っていくのか」「着替えはどれにするか」と選ぶだけで脳のエネルギーを使い果たしていました。脳みそもごちゃごちゃですね。

    
何かを選ぶってものすごいエネルギーが必要だと実感します。少ない選択肢の中から選ぶ、もしくはあらかじめ決めておくほうが圧倒的に楽です。

そんな経験もあり、選択肢を減らして自分を疲れさせないようにするという意識が自分にはとても合っていて、だからこそものを減らしたいというのもあります。日々の中からなるべく消耗を減らしたい。
    

パッキングのたびに繰り返していた「必要なものだけを選ぶ」という行為はいつの間にか日常にも浸透していて、何か欲しいものがあったときは「本当に使うのか」と一度立ち止まったり、他と比較して自分が本当に欲しいものだけを選ぶようになりました。

そうすることで、自分の周りには自分が本当にいいと思える、ポジティブな感情になれるものが集まり相対的にものの量も減りました。 また、ちゃんと吟味して購入して愛着もわくので経済的です。
    

そして何より物が少ないと身軽でいられる気がしますし、感性が研ぎ澄まされていく感じもしてとても良いです。選択にかけるエネルギーも減ったので前よりフッ軽になりました。まさにシンプルイズザベスト。


理由② 物より体験に価値を感じるようになったから

20代前半までは「お金は欲しいものを買うために使う」という感覚でしたが、今は自分の経験のためにお金を使いたいと思っています。
このように考え方が変わったのも、海外に行ってものからは得られない「体験の価値」に気づいたからです。

旅をしていると、初めての景色や感情、日本にいたら体験できないことに何度も出会います。

忘れられないほど美しい景色や、
こんなにおいしいものがこの世に存在するのかという衝撃、
自然の中でヨガをした心地良さ、
地元民に混ざってメトロに乗る高揚感、
海風を感じながら列車に乗る解放感、
ホテルの朝食ビュッフェで南国フルーツを爆食いする幸せ。

経験は目には見えないものであり、直接的に値段を付けられるものではありませんがとても価値のあるものだと思っていますし、確実に自分の中に蓄積されていきます。
    

そして、経験は単なる消費ではなくて、後からじわじわ効いてくる「福利効果」があると思っています。旅先で流れていた音楽が聴こえてきて、その国での気分や景色がよみがえったり、しんどいなと感じたときに、その時の旅の経験が自分を支えてくれたり。
    

また、初めての国や都市は特にそうですが、自分の日常を飛び出していつもと違う環境に行くと、価値観や考え方が少なからず変わると実感しています。

外に出るたびに、平坦化していた感性が刺激されて自分の解像度が上がっていく。 気持ち的にも前向きになれて、自分の世界がどんどん広がっていく。

私はもともと自分の殻に籠って考え込みやすいタイプだったので、外に出て前向きになれるというこのアプデが本当に楽しくて、ものよりも体験にお金をかけるようになりました。


    


爆買いもするけど、ちゃんと選んでる

とはいえ、物欲がゼロになったわけではありません。
むしろ旅先では、爆買い女子に戻りショッピングを楽しんでいます。

海外のスーパーマーケットなんて最高ですよね。
私にとってはまさに大人のディズニーランドです。2時間以上は余裕で滞在できます(ほんと)。

韓国のカップラーメンやコチュジャン、台湾のお茶、ベトナムのフォー、タイのパッタイの素、バリ島の天然素材のボディクリーム……。

その国ならではの商品を前にするとワクワクが止まらず、どれだけ吟味しても毎回予想をオーバーして買ってしまいます。

特に韓国のオリヤンに行くと毎回頭がおかしくなるので、転売ヤーのような状態になります。どうやってキャリーの重量制限に収めるか、隙間なくキャリにー入れるか、いつも頭を使って奮闘していますが、それも含めて楽しいんでいると思います。韓国旅行の醍醐味です。
    

今の私は、昔ほどの所有欲はありません。ですが、買うという行為そのものが昔から変わらずずっと好きなんだな、と最近思うようになりました。
    

その国ならではのものを自分の日常に持ち帰って、どうやって使おうか想像する。そうやってわくわくする時間こそが、私にとってはものを通じた新しい体験なのかもしれません。

ただその根底には、自分が本当に欲しいもの、心がときめくものだけがあれば十分だな、という感覚があります。

    
    

おわりに

今でも日々片付け中で、自分の心地よさを追求している最中です。先月スペインで調子に乗ってパスタを買いすぎたので、それをどうにかしようと奮闘中です。

ただ、以前よりも自分に必要なものを選ぶ基準がしっかりしてきたからこそ、自分の好きなことや心が動く瞬間がより明確になり、楽な思考で暮らせるようになりました。

ものに対する価値観はこれからも変わっていくと思いますが、今の私は、ものはなるべく少なく身軽に、その分たくさんの経験で自分を満たして自分自身を内面から豊かにしたいと思っています。いつでもフッ軽に動けるように、まずは大量のパスタからどうにかします。

    
    


GWに行ったヨーロッパの感想記事はこちら⛲️✨


    
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