建仁寺西来院で白龍と対面〜「京の冬の旅」特別公開〜
第59回「京の冬の旅」のキャンペーンも明日までとなりました。
1月10日から始まっていた今回のキャンペーンでしたが1月、2月はあっという間に過ぎ、3月も気づいたらもう終了日近くになっていましたので慌てて行ってきた次第です。
このキャンペーンでは、非公開文化財特別特別公開を3箇所拝観してスタンプを集めるとお茶やお菓子などを頂ける特典があるので、毎回お菓子につられて最低3箇所は回ってしまいます。
よって、今回もギリギリで3箇所目セーフでした。
京都市内では珍しくほぼ一日中晴れた暖かな日に出かけたのは、建仁寺塔頭の西来院(せいらいいん)。
非公開寺院でしたが、2024 年3月からは春と秋に特別拝観を開始し、「京の冬の旅」では初公開となります。
久しぶりに花見小路の石畳を歩きましたが、相変わらずインバウンドの人たちも多く、某有名なわらび餅屋さんでは長蛇の列ができていました。
西来院は、本堂の説明書きによると、鎌倉時代に禅の教えを広めた中国の僧侶、建仁寺11世の蘭渓道隆が創建したとあります。2028年に750年遠忌を迎えるにあたり3つの庭が新たに作庭され、本堂の天井には中国人アーティスト陳漫(チェン マン)さんによる白龍図が描かれました。
この白龍図は、2匹の龍が睨みをきかせる迫力のあるもので、写真可ではありましたが、細長い天井画全体を納めることはなかなか難しかったです。寝そべって写しても良いですよ、と係の人が声をかけていましたが、次から次へと人が来る中で寝そべる勇気はなく断念。皆さん、携帯を床に置いて撮影していました。
本堂には本尊の地蔵菩薩とともに、中央には江戸時代前期に造られた蘭渓道隆坐像が祀られています。その坐像と相対するのが中国・蛾眉山から運ばれてきた巨石が据えられた「蛾眉乗雲」庭園。蘭渓道隆が修行を積んだ景色を表現した庭を見つめているのです。
このお寺は3箇所の庭には計1200株もの蘭が植えられているという蘭の寺でもあり、初夏には紫色の花が咲きそろうとのこと。
現在のご住職は、昨年は人気の「ブルーボトルコーヒー」のトラックを境内に出店させたり、今回もお寺の中に絵画や彫刻などを飾り、アートギャラリーのようにするなど、これまでとは違ったお寺の姿を見せてくれるアイデアあふれる方です。
お寺の庭や植栽に対する思い入れも強く、今後も進化するお寺を目指すとの考えを以前述べておられたのを読みました。
蘭の咲く頃、ぜひまた行ってみたいものです。
