料理家の、もう一つの顔
昨年6月、自分の本『&RAW LIVING Step1』を出版しました。 企画、構成、編集、入稿まですべて自分の手で。
そして12月、料理家・酒匂ひろ子さんの本『幸せスイーツの教科書』をプロデュース。 こちらもAmazonベストセラーを達成しました。
2冊の本をつくって、私の中で何かが変わりました。

自分の本をつくったとき
『&RAW LIVING Step1』は、料理家として10年かけて積み上げてきたローフードの知識を、一冊の教科書にまとめたものです。
本の話は以前からいくつかありました。 でも、まず「これを書きたい」という思いが先にあった。
それを人に伝えるには、企画書を書いて出版社に持ち込むより、実際に本にして見せる方が早いと思いました。
性格的に、やるならとことん作り上げてから。 そう思っているうちに、本になっていました。
おかげさまで発売後すぐにベストセラーを達成し、今でもローフードの本の中で一番売れている本として、継続的に手に取っていただいています。
出版社のバックアップがない、いわゆる"インディーズ出版"。 それでもAmazonでは、今日2026年1月24日時点でも、確かな反響をいただいています。
Amazon売れ筋ランキング: 栄養科学 9位、食品科学 11位
カスタマーレビュー: ★4.7(25件)
「ギフトとしてよく贈られている商品」ランキング 上位を継続中
これは決して、自己満足ではありません。 この本を"必要としてくれた誰か"に、ちゃんと届いた。 そう思える、確かな手ごたえがあります。
そして来週、英語版も発売となります。
▶︎ &RAW LIVING Step1をAmazonで見る
私が教えているローフードマイスター(日本リビングビューティー協会)の方でもご紹介いただき、全国、世界中のローフードマイスター講師の方々にも推奨していただいております。

他者の本をつくったとき
酒匂ひろ子さんから「本をつくりたい」と相談を受けたとき、私は初めて伴走者の立場になりました。
ヒアリングをして、筆者の思いを聴いて、そこに至ったストーリーを理解して、それを言葉に載せていく。
この10年間、私はオリジナルテキストを作り続けてきました。 100ページほどのテキストを何冊も。 料理写真も自分で撮影してきました。
だからこそ、構成を整えること、フォント一つにこだわること、何度も撮影をやり直してもらうことの大切さを知っていました。
オンラインで丸一日つなぎっぱなしだった日もありました。 クリスマス前のイベントでひろ子さんがとても忙しい時期、作業開始が遅い時間になり、そのまま深夜を過ぎて朝を迎えたことも。
それでも画面の向こうで、 「読んでくださる方を迷わせないために」 「ここでつまずかないかな?」 そんな話を一つひとつ確認しながら、ページを作り込んでいきました。
この作業が、こんなにも楽しいとは思いませんでした。

[写真:『幸せスイーツの教科書』の表紙]
本をつくるということ
料理も、本づくりも、本質は同じです。
素材に向き合い、それを活かす形を見つけ、誰かに届ける。
ただ、料理は私自身の表現でした。 本づくりは、誰かの表現を育てる仕事でした。
そしてどちらも、「伝える」という行為の、異なる側面なのだと気づきました。
料理を教えることも、本をつくることも、私にとってはどちらも「伝える」仕事です。
ひろ子さんという料理家
ひろ子さんは、どこまでも誠実で優しく、そして"作る人への責任"をとても大事にされる方です。
忙しい中で何度も撮影をやり直したり、表現ひとつにも妥協しなかったり。 「読んでくださる方のために」という姿勢に、私も何度も背筋が伸びました。
この本には、ひろ子さんの心の温度がそのまま息づいています。
『幸せスイーツの教科書』には、22のスイーツが収録されています。 どれも作りやすく、"誰かのために作りたくなる"レシピばかりです。
お菓子づくりが久しぶりの方にも、初めて挑戦する方にも、そっと寄り添う本になると思います。
これから
私の中には、まだ書きたい本がたくさんあります。
『&RAW LIVING』の続編、Step2、Step3。 発酵プランナー講座の教科書。 世界初のスピルリナ特化レシピ本。 ロースイーツ、ローチョコレート。
すべて、10年かけて作り上げてきた講座やレシピが土台にあります。

(発酵、ロースイーツ、ローチョコレートの講座テキスト全編100ページ以上のボリューム)
これまで作ってきた講座のオリジナルテキスト。これらを本として出版していきたいと思っています。
そして、料理以外のジャンルの本もつくりたいと思っています。
なぜなら、本をつくるということは、その人の人生と思想を理解し、言葉という形で世界に差し出す行為だから。
それは料理のジャンルに限りません。
小さな出版社のように
本づくりは、企画から編集、デザイン、入稿、プロモーションまで、まるで小さな出版社のような仕事です。
自分の本も書く。 誰かの本も一緒につくる。 そして、出版社の方と一緒に、より多くの読者に届く本をつくりたい。
そのどちらも大切にしながら、料理家として、そして本をつくる人として、これからも「伝える」仕事を続けていきます。
もしご興味があれば、Creative Book Labでのサポートも行っています。

あとがき
本は、その人の人生が結晶したものです。
だからこそ、丁寧に、美しく、読者のために作りたい。
次はどんな本をつくれるか、誰とどんな本をつくれるか、今からとても楽しみです。
新しい何かをまた一つ作り始めたところです。
読んでくださる皆さまが、この本を通してほんの少しでも幸せな時間を過ごしていただけたら嬉しいです。
本づくりについてのご相談や、一緒に本をつくりたいというお話がありましたら、いつでもお気軽にお声がけください。
お問い合わせ
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&LAB TOKYO
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