【稽古日記8】知らなかった三島由紀夫に出会う。はじめての方にも届けたい《サド侯爵夫人》
昨日は、5月に上演するオペラ《サド侯爵夫人》の自主稽古でした。
今回の音楽を担当してくださるピアニスト&指揮者の小林滉三さんのもと、わたしが演じる「シミアーヌ男爵夫人」という役をじっくり見ていただきました。
前回とはちがう角度からのアドバイスをもとに歌ってみると、言葉の意味や感情が、より自然に心と身体に落ちてくるような感覚がありました。舞台って「正解」があるようで、毎回違う答えが生まれるのが面白いです。
この作品を初めて上演したのはちょうど1年前。作曲者の青島広志先生のご指導のもと、楽譜とにらめっこしながら必死に言葉と音を覚えたのが懐かしい思い出です。
今回の再演では、演出に太田麻衣子さんを迎え、新しい表現がどんどん加わっています。わたし自身も「あれ、こんなセリフだったっけ?」と感じるくらい、同じ台本なのに全く違う景色が広がっていてびっくりしています。
《サド侯爵夫人》というタイトルを見て、「ちょっと難しそう」と感じる方へ。
実はこの作品、6人の女性だけで物語が進む、少し不思議で、でもどこか人間らしい舞台です。
言葉のやりとりの中に、女の人たちの静かな強さや、心の揺れが浮かび上がってきます。
オペラを観たことがない方にも、三島由紀夫を読んだことがない方にも、きっと何かが残る時間になると思います。ぜひ、お気軽に劇場に足を運んでみてください。
オペラ《サド侯爵夫人》
原作:三島由紀夫 作曲:青島広志
2025年5月12日(月) 13:30開演
@ 調布市せんがわ劇場

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また、5月10日(土)夜には、プッチーニ作曲《修道女アンジェリカ》にも出演します。こちらも女性だけの物語で、心に響く作品です。ぜひ併せてご覧ください。

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