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終演御礼《サド侯爵夫人》〜静かなる熱と達成感

2025年5月12日、《サド侯爵夫人》が無事終演いたしました。
ご来場いただいた皆さま、気にかけてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

本番前から終演、そして打ち上げまでの数日間を、リアルな記録としてお届けします。

5月11日(日)

本番前日、確認と休息のバランス

《アンジェリカ》の終演から一夜明けて、まだ少し疲労が残るなか、午後から《サド侯爵夫人》の最終確認へ。
役としてのテンションを作るためにも、細部を詰めておきたい大切な日。

帰宅後は、翌朝の早起きに備えてすぐに持ち物を整えて就寝。体力温存、これも舞台のうちです。

5月12日(月)

本番当日、集中と余韻の一日

なんとか6時起き。なぜか《サド侯爵夫人》ではなく《アンジェリカ》の音楽が頭の中でぐるぐる…(あるあるですね)。

9:10に楽屋入り、10:35から場当たり開始。そこからはいつも通り、あっという間に本番へ。

演出の太田麻衣子さんからキャスト、スタッフに大輪の薔薇の差し入れを頂いて感激✨
カーテンコール
スペシャルウィーク恒例?集合写真
アンドレ!?じゃなくて夜公演のサンフォン役久利生さんと。8月の「半身」では同じ役を演じます。


今回も多くの方にお越しいただき、終演後のお見送りでは温かいお言葉をたくさんいただきました。

楽屋の荷物をまとめて、次の夜公演まで少し時間ができたのでカフェで小休止。ホッとした途端に睡魔が襲ってきて、座っていても意識が遠のくほどでした。

夜の部のお見送りに出て、楽屋に預けた荷物を回収して帰宅。

家では、昨日の残りのあら汁をいただきながら、生協の食材を片付けてお風呂へ。
半身浴しながら本を読んでいたら、気づけば湯面に顔をつけて寝てました…(危ない)。

5月13日(火)

打ち上げと、今後への予感

この日は《サド侯爵夫人》の打ち上げ“その1”。出演者全員のスケジュールが合わず、2回に分けての開催に。
別の本番などと重なってどちらかしか都合がつかない、という方以外は2回参加という変則開催。

昨年に続いて再演できたこと、新たな演出が加わったこと、青島先生の2017年の初演から関わられているマエストロが今回入ってくださったこと…。
すべてが積み重なって、ひとつの大きな“達成感”になっていました。

ご来場くださった青島先生からもお褒めの言葉を頂戴して、さらに来年2026年春のオペラ出演が決定するという嬉しい報せまで!
想像以上の手応えを感じた舞台でした。

最後に

《サド侯爵夫人》は、言葉と沈黙、内に秘めた情熱が交錯する緊張感の高い作品です。
今回、この世界を生ききれたことに、静かな満足と誇りを感じています。

また次の舞台に向けて、しっかり歩んでいきます。

次は8月の萩尾望都原作/青島広志作曲のオペラ《半身》。新作初演の作品で、今週末から稽古が始まります。

こちらの公演については、記事を改めてご案内させて頂きます。

ご来場、応援、本当にありがとうございました。


2日前、5/10(土)に開催された《修道女アンジェリカ》の公演の様子はこちらからご覧いただけます。


あとがき

今回の2作品、《修道女アンジェリカ》《サド侯爵夫人》は、それぞれまったく違う世界観を持ちながらも、共通して「内に秘めたもの」を抱えた女性たちの物語でした。

心の奥深くにある痛みや覚悟、祈りや怒り。
それらを音楽とともに形にしていく作業は、静かだけれど確かな熱を伴うもので、演じ終えた今も、その余韻が身体の奥に残っています。

舞台は、ひとりでは絶対に成り立ちません。
演出家、共演者、スタッフ、そして何より観てくださるお客さまの存在があって初めて、命を持ちます。

この時間をともにしてくださったすべての方に、心から感謝いたします。

そしてこの先も、また舞台で皆さまとお会いできるよう、一歩ずつ進んでまいります。


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