【稽古日記12】登場人物として歌う〜ガラコンサートの稽古
一昨日の稽古からの学びを2回に分けてお届けしています。前回は《サド侯爵夫人》のゲネプロの様子を書きましたが、今回は同日の夜に参加した《修道女アンジェリカ》のガラコンサートパートの稽古について。
オペラの登場人物として歌う
「発表会」ではなく、「主人公として舞台に生きる」ためのアプローチ——
その意義と可能性を感じた一日。
演出の大島先生は「歌い手が順番に出てきていい声を披露するのは発表会。発表会ではなくコンサートがしたいんだ」と仰います。
歌手が舞台上でただ歌うのではなく、オペラの主人公が作品と場面の背景の中で登場人物として表現する。
わたしが演奏を予定している《ジャンニ・スキッキ》のヒロイン、ラウレッタのアリア「わたしのお父さん」をキャラクターや解釈の共有の後に指示されたタイミングで歌ってみると…
自分でもびっくりするくらい、伸び伸びと歌うことができたのです。
あなたにはこのやり方の方が合ってると思う、と先生も仰っていましたが、声や表現が自由になったのはわたしだけでなく、ガラコンサートで演奏する8人全員に同じ変化が起きました。
出演者としても、当日が楽しみ
企画の時点では、オペラの方でソロの少ない人にガラコンサートでも歌ってもらう、という話でしたが、大島先生のコンセプトとご指導のおかげでガラコンサートの方も素晴らしいものに仕上がりそうです。
サド侯爵夫人は再演、アンジェリカはわたし自身は2回目でこのグループでご一緒するのは2年目
同じ演目でも、2度目に臨むことでようやく見えること、感じられることがあります。
《修道女アンジェリカ》も、《サド侯爵夫人》も、本番でさらに深められるよう、あと少し丁寧に準備していきたいと思います。
ご一緒している仲間の輝きにも刺激をもらいながら、舞台に立つ意味を改めて噛み締めた稽古日となりました。
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