【新作オペラ出演のお知らせ】萩尾望都の名作『半神』がオペラになります!
《修道女アンジェリカ》《サド侯爵夫人》の余韻がまだ残る中、
早くも次の新作オペラの稽古が始まろうとしています。
次回出演作は、なんと──
あの萩尾望都の名作『半神』がオペラになるという驚きの新作です!
『半神』とは?
萩尾望都の傑作短編『半神』。
その世界が、青島広志先生の手によりオペラとして生まれ変わります。
(もちろん、萩尾望都先生ご本人の許諾を得ての上演です。)
あらすじ
少女ユージーとユーシーは、腰の辺りで身体が繋がった結合双生児である。
妹のユーシーは知的障害があって話すこともできないが、美しい容姿を持ち、天衣無縫な笑顔を振りまいて、周りからは天使のようだと可愛がられた。
しかし姉のユージーはまったく正反対だった。高い知能を持って健常者と同じように話すことができ、運動機能も問題がないものの、妹の身体に栄養のほとんどを吸われて醜く痩せ細り、髪もろくに生えない。おまけに妹の世話を両親から任され、自由に動きまわることもままならず、唯一の楽しみである勉強ですら妹に邪魔されてしまう。しかもそのあいだ、妹の美しさへの称賛をずっと聞かされ続けなければいけない。ユージーにとって妹は決して離れることができない疫病神であり、自身のコンプレックスの象徴であった。
やがて双子は13歳になり、成長した二人の身体は限界を迎えていた。栄養を作り出せるのはユージーだけだが、彼女の身体は二人分の負担に耐えきれずに衰弱し、もはや歩くこともできなくなっていた。医師より「このままでは二人とも長く生きていられない」「切り離す手術をすれば、君だけは助けることができる」と告げられ、ユージーはついに妹から解き放たれ、自由になることができる機会を得たことを知る。
手術後、一人だけの身体になり体力も戻ったユージーは妹に面会する。病室のベッドに横たわったユーシーの姿にかつての美しさは見る影もなく、醜く痩せこけ、まるでこれまでの自分自身のように見えた。妹の身体は自分で栄養を作り出すことができないため、程なく命を終えようとしていたのだ。
そして年月が過ぎ、ユージーは16歳の健康で美しい少女に成長した。前向きでエネルギッシュな彼女は、自分の手で多くの幸せを形にしていた。しかしそんな満たされた毎日の中で、ふとしたとき鏡の中の自分にかつて嫌っていた妹の姿を見つける。あのとき死んでいったのは自分の方だったのか。ユージーは妹への憎しみと愛をかみしめ、失った半身の大きさに涙を流す。
《半神》はブルー・アイランド版オペラの新作として、この夏、ついに世界初演される運びとなりました。

今回の公演は、3年前に初演された諸星大二郎原作『うりこひめの夜』との二本立て。

幻想と深層心理を描いた世界観が響き合う、不思議な夜をお届けします。
わたしの役どころ
わたしは、主人公であるシャム双生児ユージー/ユーシーの叔母の1人として出演いたします。
登場人物の心理に深く寄り添いながら、複雑な物語を音楽で紡いでいく──
そんな挑戦の始まりに、胸が高鳴っています。
稽古開始・楽譜到着
楽譜は、5月の連休中にデータで届きました。
印刷・製本された楽譜は本日の稽古でいよいよ手元に。

この初演のために書かれた譜面を読み解き、今日から稽古が本格的に始まっています。
公演詳細
📖 ブルー・アイランド版オペラ 二本立て公演
『半神』(原作:萩尾望都)
『うりこひめの夜』(原作:諸星大二郎)
📍 会場:南大塚ホール
🎟 チケット料金
・前売:8,000円
・当日:9,000円
🗓 わたしの出演回
• 8月27日(水)18:30
• 8月28日(木)13:00
• 8月29日(金)16:00

ご予約・お問い合わせについて
先日の《サド侯爵夫人》の公演プログラムに挟み込んだチラシをみて、すでにご予約をいただいています。
今回の公演は早い段階で完売が予想されることから、ご希望の日程がある方はぜひお早めにご連絡ください。
ご予約やお問い合わせは、こちらからお気軽にどうぞ。
最後に
現代に生きる作曲家が、今ここで新たに生み出すオペラ作品。
その世界で最初の一歩を、どうか見届けにいらしてください。
劇場でお会いできるのを、心より楽しみにしています。
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