[相続調停] 話し合いにならない、裁判も辞さない、を早期解決に転換する(調停編)
大きなヤマを越えて、大分落ち着きました。この記事は、前回の準備編の続きになります。
1回目の調停
大事なことを記載し忘れてました。
今回は私と三女が共同申立人で、次女が相手方という形で申立てています。
落ち着いた今振り返るから分かることではあるのですが、調停するぞ!となった段階で申し立てる側の私たちもどこか喧嘩腰でしたね…
人生初調停、妹も私もテンパっていたと思います。
調停委員さんのアドバイスを素直に受け入れて、解決に向けて前向きに協力的な姿勢が望ましいとよくいわれて、そこは守ったと思うのですが
本人は平常心のつもりでも
予想外に答えに詰まるとか、いざとなると頭が真っ白になるとか、想定外のことがいろいろ起きました。
申立に必要な書類は提出時にOKはもらっていたのですが、次女に渡した情報の共有ということで、申立書類とは別に作った目録と、分割協議案、介護の記録を調停委員さんに預けました。
まず指摘されたこと
申立人と相手方は顔を合わせなくて済むように交替で呼ばれます。
最初に状況確認とそれぞれの主張のヒアリング。次に入るときは相手方(次女)の主張が伝えられ、具体的にどう折り合えるかが話し合われます。
割とよくあるパターンの諍いではあるのですが
・相続人に介護した人と家に寄り付かなかった人がいる。寄り付かなかった人は生命保険金は看取った三女でいいが、相続財産はすべて現金化して公平に3等分にすべきと主張している。
・姉は介護した妹に保険金以外に介護の寄与分を考えるべきだと考えている。実家は現在も居住している三女に渡したい。
これに対して調停委員からは
介護は大変だったと思うがこの記録だけでは立証するには弱い。次回までにもっと具体的な資料を出してほしいとのことで、用紙も渡されました。
調停委員の構成
お二人いらして、みた感じの印象ですが、お一人が法的観点からリードしてまとめていこうとする(弁護士などの)有資格系の方、もうお一人は資格の方は話題に上がらなかったので確認できていませんが、どちらかというと気持ちに寄り添う発言をされているように感じられました。
調停委員からの問いかけ
結局のところ
双方に問われたことはただ一つ
それであなたは
ここからいくらほしいんですか?
ということでした。
申し立てる側、相手側の希望を聞いて
擦り合わせていく作業。
次回の課題
妹と私の双方に課題が出され、私の方は目録の修正だけでしたが、妹は介護実績を具体的に表す作業を求められて明らかに大変そうでした。
申立てが10月の頭
1回目の調停は11月下旬
次は年内かと思いきや
年内に開催日程がなく2025年に持ち越しとなり、三者の都合を擦り合わせて2月上旬になりました。
意外と長い…
相続税の申告期限に間に合うのだろうか。
反省そして次回に向けて
1回目の調停は、予想以上に疲れました。
本当に、疲れます。
文字通りヘトヘトになる。
また、4年分の介護の記録を医療機関からの証明を揃えて整理する、という課題を抱えて妹にも負担がかかっている。
1回目の調停後、妹はストレスから記憶障害を発症したり、不注意から転倒した怪我で休職したりといったことが起こっていました。
兄弟姉妹間の相続調停は長引きやすく、裁判まで行くという話も周りの友人知人から漏れ聴いていましたが
私もこの先数か月、1年以上もこの状況を抱えていくのはしんどいし
時間がかかればかかるほど、ストレスも費用もかかっていく。
今は自分たちでやっているけれど、裁判となれば弁護士を入れないわけにはいかないだろう。
その時間と費用を想定した時、勝つことに執着するより早期収束を目指そう、とこっそり心に決めました。
早期収束に向けて心掛けたこと
まず、勝ちにこだわって長引かせて疲弊したり、そのために残してもらった遺産を減らすのは賢いやり方ではない。
早く終えてストレスを解放しよう、多少譲っても時間を優先しよう、という共通認識を持つように心掛けました。
また、これは2回目の調停の直前まで妹には話さなかったのですが
相手方である次女に一度だけ連絡を取り、次回でなるべく収束する方向で動く意向があることのみ伝えました。
3人ともに早期収束を望んでいるのに、意地だけで審判に持ち込んでも期待できる結果になるとは限らず、1回の調停でこれだけ疲弊するのにこれをこの先半年一年と続けるのは本当に無理なので…
2回目の調停にて
調停委員さんに挨拶して、開口一番
できることなら今日で収束させたいと考えている
ということを伝えました。
妹(三女)とは概ね譲れる線を話し合っていました。納得はしていないようでしたが…
調停委員さんは審理(裁判)に移行するケースに備えて、事前に裁判官とミーティングをもち、今回のケースで妥当な線として判断が下りるであろう見解を共有してくださいました。
その見解を元に
納得できる合意のラインを探って行きました。
感情のコントロール
今回の遺産分割協議では、同居して介護を担った三女の気持ちと、とにかく3等分に分けて最大限取りたいと動く次女の間でどう折り合いをつけるかが悩みどころでした。
感情面で考えると
数年単位で実家に寄りつくこともなく、親や親族の葬儀でしか顔を合わせない
ブロックするなどで家族との連絡手段を切っている相手にどうして、と思うのは仕方がないとは思うのですが
それでも
法定相続人の一人である以上、
等分に分けてほしいと主張する「権利」はある。
実はこれをその都度感情に揺れる妹(三女)に繰り返し伝えて、納得してもらうのが一番大変でした。
長年実家に住んでいて、結果的に両親の最期を見送ってくれた妹が、引き続き住みたいというのは、第三者から見れば贅沢でもなんでもない、当たり前に主張していいことだと思うのですが
保険金の受取人になっていて、家もあるなんてずるい、と思う人には我慢ができないのでしょう(このパターンの争いは本当に多いようですが…)。
人としてどうなのかという感情は置いておいても
3等分にしてください
1/3ほしいです
と主張する「権利」はある。
そこを認めた上で
折り合える線を探るべきだと思う
法的観点というのは
今回の初めてでどうしても欠けてしまうのですが
実際に妹(三女)もストレスから体調を崩したり、怪我をしているので
多少譲っても早くまとめた方が
今後のためにはいいと思う。
と私が主張したことで
調停委員さんとは和やかに、前向きな話し合いができたと思います。
次回は合意に至った内容と後日談を更新できればと思っています。
ということで、続きはこちらから
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