旅をしても、旅をしていなくても
那覇と首里を行き来する日々の中で、ふと気づいたこと。
旅先では自然とリズムが生まれるのに、
日常に戻るとその心地よさを見失いそうになる瞬間がある。
首里で過ごす朝は、静かで穏やかだった。
滞在中にやろうと思っていた課題を進めることができて、スッキリした気持ちで遠くの海を眺める。

こうして出かけることが、わたしの心を少しずつ整えてくれるように思う。
それだけに理不尽なことに遭遇すると気持ちが乱れてしまうのだな、というのも帰って落ち着いたから思えること。
慌ただしい日常の中ではつい早足になってしまうけれど、
旅先では、ただその場にいるだけでペースが自然に緩む。
不思議なもので、旅を重ねるうちに、
「その心地よさを持ち帰ること」が少しずつできるようになってきた。
朝、湯気の立つカップを両手で包む。
外に出た瞬間、深呼吸をひとつ。
そんな小さなことの積み重ねが、日常の中にも旅の静けさを思い出させてくれる。
結局、旅をしても、旅をしていなくても。
向き合っているのはいつも、自分の心とリズムなのだと思う。
その日の空気を感じながら、今の自分に合ったテンポで過ごすこと。
それができた日は、不思議と心も軽くなる。
旅は、遠くへ行くためだけのものではなく、
自分の中の調律を確かめるための時間なのかもしれない。
次の旅も、そんな“内側のリズム”を聴きに行くような気持ちで出かけたい。
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