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語学が好きだった子ども時代から、歌う言語へ。わたしの語学歴を振り返る

イタリア語のクラスで、先生と仲間たちと久しぶりの食事会がありました。
その帰り道、ふと「わたしって、どれくらい語学を勉強してきたんだろう?」と考えてしまって…。

今回は、「歌うために学んだ語学」が、いつの間にか自分の風景になっていた──そんな気づきを言葉にしてみる、ということで

子どもの頃から今までの語学との付き合いを振り返ってみたいと思います。

英語:きっかけは子ども時代。試験ではなく「使うため」に

最初に出会った外国語は英語でした。
中学高校とごく普通に学びながらも、言葉の向こう側にある世界や人とつながる感覚が好きだったのかもしれません。

社会人になってからは英語を使う仕事に就いたこともあり、アメリカの大学でのインターンが決まったときには、さすがに独学では不安で、語学学校に通い始めたのが本格的な学びのスタートでした。

その後しばらくは英語から離れていた時期もありましたが、音大の大学院生だったある日、「学生はTOEICが学割で受けられる」と知り、久しぶりに受験してみたところ、なぜかスコアが上がっていて925点。しかもリスニングは満点。

英語は今も一番なじみがあって楽に感じますが、使わないとすぐに感覚が鈍ってしまうのを感じています。

フランス語:クラスの仲間と楽しく覚えた日々

次に出会ったのはフランス語。日仏学院に長く通い、クラスの仲間と一緒に楽しみながら覚えていきました。

面接を含む試験「DELF」ではB1を取得。
でも、面接では「もう少し丁寧に話しなさいね」と注意されたことが印象に残っています。仲間同士でラフに話すクセがついていたのかもしれません。

それでも、耳にするだけでワクワクするような響きがあって、フランス語は今でも大好きな言語です。

ドイツ語:ドイツリートを歌いたくて

音大に入った当初は、最初に就いた先生の影響もあり、ドイツリート(ドイツ歌曲)に強く惹かれました。

入学時点から、大学院に進学して修士演奏でドイツリートを歌うことを目標にしていたこともあり、大学での授業に加えて、代々木の「ハイデルベルク」という語学学校にも通っていました。
またベルリンに滞在して、語学学校に通いながら毎日劇場に通ってオペラを鑑賞した時期もあります。

歌詞の意味を正確に理解しようとすると、語学は避けて通れません。
美しい詩の背景や、文法のリズムとメロディの関係に気づいたとき、歌と語学がつながる感覚がありました。

イタリア語:学ぶ目的が「レッスンを受ける」だった頃

実はイタリア語と本格的に関わるようになったのは、大学院に進学してから。

長期の休みごとにイタリアでレッスンを受けるようになり、滞在先を紹介してくださった方から
「せっかくの短期滞在、時間は有効に使いなさい」と語学は個人レッスンで勉強することを勧められたのが始まりです。

ミラノやフィレンツェでは、1か月の語学学校+歌のレッスンという形で通いました。
フィレンツェでは、イタリア政府の奨学金を受けて研修させていただいたこともあり、学ぶ環境に恵まれていたと思います。

コロナ前までの10年間、学生時代は春・夏・冬と年3回渡航することもあり、毎回2週間〜1か月の滞在を続け、
日本にいる間はイタリア文化会館に週1で通うように。気付けばもう10年以上続けていることになります。

現在の語学生活と、これからの目標

今はイタリア文化会館のオンライン講座をのんびりと受講中。
今年の春学期で、講座で使われるメインの教科書「Nuovo Espresso」の最終巻(6巻)を修了しました。

クラスには7年前から参加していますが、初期メンバーは2000年から、25年続けている人もいると聞くと、まだまだだなと思います。

歌うための言語は「ある程度は話せた方がいい」と今も思っていますが、これから新しい言語を始めるよりは、これまで学んだ言語の復習と維持を大切にしたい。

そしてもうひとつ、韓国語は初級レベルでもいいからマスターしたいな、という思いもあります。

おわりに

気づけば、どの言語も流暢に話せるというわけではありませんが、
本が読めて、現地のアナウンスやオペラの歌詞がそのまま理解できる。拙くてもその国の言葉でコミュニケーションできると、自分の足で歩けている実感があります。

とはいえ世界中のすべての言語を話せるようになるのはさすがに不可能。
楽しめる範囲で勉強して、AIや翻訳アプリを活用してコミュニケーションを取ることを諦めない。

「語学はツール」とよく言われますが、わたしにとっては、音楽と人生を豊かにしてくれる大切なパートナーです。

語学が好きな子どもだったことが、今の生活にもしっかりとつながっているんだなと、改めて思ったのでした。

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