【心に効く音楽 3】自分を見失いそうなとき、立ち止まりたいとき
やることは分かっているのに、心がどこか置き去りになっている。
そんな感覚になることはありませんか?
たとえば、稽古やレッスンでうまくいかない日。
「直すべきところ」は頭では理解していても、気持ちがついていかない。
もっと頑張らなきゃと焦るほど、足元が見えなくなってしまう。
そんなとき、無理に前へ進もうとするよりも、
音楽に身をゆだねて、少し立ち止まってみる。
不思議なことに、それが次の一歩を見つけるきっかけになることがあります。
♪ ショパン《ノクターン》第2番 変ホ長調 Op.9-2
夜の静けさの中、淡々と流れる旋律。
押し付けがましくない優しさに、張り詰めた心が少しずつほぐれていきます。
•おすすめ演奏:アルトゥール・ルービンシュタイン/マリア・ジョアン・ピリス
♪ ラフマニノフ《ヴォカリーズ》
歌詞のない歌は、言葉を超えた感情をそのまま受け止めてくれるよう。
自分の中のもやが、少しずつ形を変えて消えていく感覚があります。
•おすすめ演奏:アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)&ユーリ・バシュメット(ヴィオラ編曲版)/ミッシャ・マイスキー(チェロ)
♪ マーラー《亡き子をしのぶ歌》より 第1曲
タイトルは重く聞こえるかもしれませんが、
静かな悲しみとともに、人の心の底にある優しさを映し出す音楽です。
•おすすめ演奏:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)&レナード・バーンスタイン指揮/ジャネット・ベイカー(メゾソプラノ)
♪ フランク《天使の糧(Panis Angelicus)》
澄んだ旋律が、心の深いところに光を灯すような一曲。
「それでも生きていこう」という想いが、自然に湧いてきます。
•おすすめ演奏:ルチアーノ・パヴァロッティ/チェチーリア・バルトリ
立ち止まることは、後退ではありません。
深呼吸のように、自分を取り戻すための時間。
そんなひとときを、この音楽たちがそっと支えてくれますように。
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