思いがけず心に残る一泊に。100泊目のヒルトン那覇が教えてくれたこと
ただ飛んで、泊まって帰るだけのつもりでした。
那覇往復は、旅というより日常。
エアライン修行の一環で、年に30回近く通っている那覇。今回もその1回にすぎないはずでした。
しかも今回は、夜に着いて、翌朝には空港へ直行する弾丸日程。
プレミアムクラスで予約していたことすら、直前まで忘れていたくらいです。
(SKYコインで精算できたので、金額の感覚もあまりなく…)
ゆったりとした機内を楽しめればそれで十分。そう思って出発しました。
富士山と、ささやかな楽しみ
夕方の便では、逆光に浮かぶ富士山のシルエットがとても美しく、思わずカメラを構えました。
こんな風景に出会えるのも、空の旅のささやかなごほうびです。

そして、チェックインでの出来事
那覇での「いつもの宿」、ダブルツリーbyヒルトン那覇にチェックインすると、フロントで思いがけない言葉が。
「アライさま。今回、100回目のご滞在でございます。いつもありがとうございます。」
思わず「えっ…」と声が漏れたかもしれません。
ただ泊まりに来ただけのつもりが、実は“記念すべき100回目”だったなんて。
そんな瞬間を覚えていて、言葉にしてくださるホテルの方々に、胸がいっぱいになりました。
お部屋には、冷蔵庫に用意されたドリンクと、
旅に役立つ収納ポーチのプレゼント。
記念のカードも添えられていて、心が温かくなりました。


「常宿を持つ」という憧れ
実はわたし、子どもの頃から「常宿を持つ」ことに憧れていました。
映画の中に出てくるような、ホテルのスタッフと顔なじみになって、名前を呼ばれる関係。
ちょっとしたやりとりにも、積み重ねの温かさを感じるような、そんな場所を持てたらいいなと。
コロナ禍以降、エアライン修行はもっぱら国内線。
ヒルトン系列にはクレジットカード特典で付いていたゴールド会員資格を活かして、最初は軽い気持ちで泊まり始めました。
那覇ではマリオットや地元ホテルなどいろいろ試してきましたが、
「宿泊先を統一すれば、ダイヤモンドステータスも見えてくるかも」と気づいた頃から、
いつのまにかヒルトン那覇に戻ってくるようになりました。
75回目、そしてそれ以前も節目ごとに
過去にも、記念のタイミングには心づかいをいただいています。
75回目のときには、お部屋にフルボトルのシャンパンが。
友人とLINEしながらの“エア飲み会”は、今でもいい思い出です。


スタッフのみなさんからのメッセージが手書きされたカードが添えられていた回もあり、
その一言一言にじんわりと心が温まりました。


こうして振り返ってみると、数字以上に、たくさんの記憶と心づかいが積み重なっていたんだと気づかされます。
そして、100回目の今
ほんの短い滞在のつもりでした。
実際に那覇では観光もせず、どこかに出かけるでもなく、ただチェックインして休んで、翌朝には空港へ。
けれど、「ただ泊まるだけ」のつもりで向かった場所が、
「いつもの場所」であり、「覚えていてくれる場所」になっていたこと。
これはわたしにとって、とても大きな意味を持つ体験でした。
旅は、積み重ねてこそ見えてくる
100回目という節目は、数を目指していたわけでもなければ、ゴールでもありません。
でも振り返ると、少しずつ積み重ねてきた旅の中に、
人とのつながりや、安心感、そして思いがけないごほうびがあったことに気づきます。
だから旅はやめられないし、
これからもまた、「いつもの場所」に戻ってくるのだと思います。
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