音楽の力に背中を押された週末。オペラ、懐かしの名曲、ピアノ…3つの舞台で感じたこと
週末、久しぶりに“聴く”側に徹した時間を過ごしました。
新国立劇場のオペラ、懐かしい名曲を集めたデュオコンサート、そしてピアノリサイタル。
稽古の合間に3つの本番に足を運び、音楽の力を全身で受け取る時間となりました。
同級生や先輩の舞台でもあり、ただの鑑賞とは少し違う、心に沁みるものがありました。
1. 新国立劇場「高校生のための鑑賞教室《蝶々夫人》」
友人の鈴木麻里子さんが主役として新国立劇場に登場するということで、楽しみに劇場へ。
麻里子さんは音大での同期で、同じ先生に学んだ仲間。今は二期会オペラ《さまよえるオランダ人》のゼンタ役も控える実力派です。
そんな彼女が日本屈指の劇場で《蝶々夫人》を演じる姿は、感動の一言でした。


※画像は新国立劇場公式の発信からお借りしています。撮影:飯田耕治
この公演は高校生向けの特別企画。クラシックやオペラに触れる機会が少ない若い世代に、名作を届けるというこの試みにも胸を打たれました。
※この舞台については、また改めて詳しくご紹介しますね。
2. 赤井悦子 百合道子 Duoコンサート
― 懐かしい歌と、音楽のある暮らしの風景
続いては、東京室内歌劇場の赤坂ストラドホールでのコンサートシリーズ。


今回は、わたしもお世話になっているお二人による特別企画で、演出は音楽に特化したシェアハウス「ストラドホーム」を舞台にした演劇的な構成。
「音楽のある暮らしって、こんなに素敵なんだ」と思える演出とトーク。
ただ名曲を並べるのではなく、お客様の世代や背景に寄り添った温かな空間が広がっていました。

いきなりクラシックコンサートに行くのは…と感じる方も、こういう“入り口”ならきっと楽しめる。
そんな発見もありました。
3. 白取晃司ピアノリサイタル
― 共に過ごした時間と、音楽が導く再会
最後は、音大時代にアンサンブルをたくさん共にした白取晃司さんのリサイタル。



忙しい日々の中でもソロに向き合い、丁寧に準備してきた姿に、舞台を観るだけで胸が熱くなります。
会場には懐かしい顔もちらほら。学生時代の先生にも久しぶりにご挨拶ができて、まるで音楽が再会の橋渡しをしてくれたようでした。
プログラムには昔よく聴いていた懐かしい曲もあり、懐かしさと共に音楽に包まれたあっという間の時間でした。
「よく演奏する人は、よく聴く人」
noteで書いている「書く人は読む人」にも通じるのですが、演奏についても、同じことが言えると思っています。
たくさん聴くことは、自分の表現を育てる大事な時間。
そして今回思ったのは、その音楽を“届ける相手”にどう寄り添うかという視点の大切さ。
クラシック音楽をもっと身近に感じてもらうために、演奏する側も、紹介する側も、できることはたくさんある。
そんなことを感じた、音楽に背中を押された週末でした。
🎵最後に
普段あまり音楽に触れない方も、誰かの本番を観に行くことが、何かのきっかけになるかもしれません。
「音楽って難しそう」と思わずに、ぜひ気軽に足を運んでみてください。
その先には、意外と楽しくて温かい世界が広がっているかもしれません。
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