《ザ・芸者》初日前日。なぜわたしがブルー・アイランドオペラに出続けるのか
昨日から劇場入りして両組合同での場当たり。
今日はゲネプロ(リハーサル)で、いよいよ明日から《ザ・芸者 in Hawaii》の公演が始まります。

この公演に向けて、そしてこれからも舞台に立ち続ける理由を、自分の言葉で残しておきたいと思います。
the geishaで検索すると海外の舞台やコンサートの動画がたくさん出てきます。
ダイジェスト映像があったので、よかったらご覧ください。
わたしにとってブルー・アイランドオペラは、「歌い手としての再生の場」です。
出会い
わたしがブルー・アイランドオペラの存在を知ったのは、まだ学生の頃のこと。
大学の門下の先輩が、卒業して舞台に立つのを応援に行ったのがきっかけでした。
当時は、客席から観ることはあっても、そこに自分が出ていくとは想像もしていませんでした。
「合唱じゃない」合唱の衝撃
オペラの合唱というと、たくさんの歌手が出て歌うイメージがあります。
けれど、その時に観た舞台は違いました。
「これ、合唱じゃなくない?」
そう思ったのです。
通常であれば「群衆」として舞台に立つ合唱が、一パート1人、多くても2人のソリスト。
一人一人の声がはっきりと聴こえる。
その美しさと同時に、怖さも感じました。
巡ってきた機会を見送る
その後、東京室内歌劇場の事務局を通して合唱出演のお話をいただきました。
ぜひお引き受けしたかったのですが、当時は大学院とオペラ研修所の最終学年。
外部出演は難しく、泣く泣く辞退しました。
次に機会があったら絶対に受けたい。
そう思っていましたが、その「次」はなかなか訪れませんでした。
出演のきっかけ
転機になったのは、コロナ禍でした。
活動が難しくなった時期に東京室内歌劇場で始まった青島先生のソルフェージュ講座を受講することになり、そこから舞台に関わる機会が生まれました。
2024年の《サド侯爵夫人》
《ヘンゼルとグレーテル》
2025年の《サド侯爵夫人》再演。
《半神》初演
今回の《ザ・芸者》
《半神》再演
そして《黒蜥蜴》
気がつけば、継続的にこのプロダクションに関わるようになっていました。
なぜ出続けるのか
ブルー・アイランドオペラでは「小さい役」「ちょい役」は存在しない、と言われます。
もちろん全員に同じ分量の出番があるわけではありません。
それでも、一人一人に見せ場があり、ソロがある。
「その他大勢」がいない舞台です。
だからこそ、どの役でも“自分の責任で舞台に立つ”ことになる。
その環境は、わたしにとって大きな意味を持っていました。
舞台が人生を変えた
2年半前、《ヘンゼルとグレーテル》で出演した時のことです。
当時のわたしは体調を崩し、体重の増減や膝の痛みに悩み、
立ち座りもつらい状態でした。
正直、出演を迷いました。
それでも「一度は出てみたい」という気持ちが勝ち、参加を決めました。
結果的に、この決断が人生を変えたのです。
稽古での動きや振り付けが、結果的に程よい全身運動になり、
公演後には腰や膝の不安がほとんどなくなっていました。
舞台に立つことそのものが、結果的にリハビリのように機能していたのだと思います。
もう一つの変化
翌年の《半神》では「ダイエット指令」が出ました。
役の設定に合わせるためでしたが、
それをきっかけに生活を見直し、継続した結果、10か月経過した現時点で23kg減量。
さらに《ザ・芸者》の稽古を通して、
太ってしまってからずっとできなかった正座が当たり前にできるようになりました。
再生の場
もしあの時、参加を決めていなかったら。
歌い続けることも難しくなっていたかもしれません。
このプロダクションでは、不思議と
「その時の自分に必要な課題」と「役」が重なります。
だからこそ、機会があればまた出たいと思うのです。
舞台に立ち続けるということ
舞台は、自分一人の力では続けられません。
家族や友人、仲間、支えてくださる方々がいてこそ、今があります。
同時に、いつそれができなくなるか分からないという感覚も、常にあります。
だからこそ思うのです。
「いつか」ではなく「今」観てほしい
と。
それは単に舞台を観るということ以上に、思いがけない何かを受け取る体験になるかもしれないからです。
今回の《ザ・芸者》も、そんな「変化のきっかけ」になる舞台です。
もし少しでも気になってくださったら、ぜひ劇場で体験していただけたら嬉しいです。
関連リンク&お知らせ
📚マガジン内の記事はこちらから
🗺サイトマップから全記事をチェック
🙌最後まで読んでくださった方へ
この記事が、あなたの発信や活動のヒントになれば嬉しいです。
気に入っていただけたら、ぜひスキ・コメント・フォローで応援してくださいね✨
いいなと思ったら応援しよう!
ちえです。いつもありがとうございます!
毎日楽しくnoteを更新しています。
チップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!また大きな励みになりますので応援していただけると嬉しいです💖