病を得て変える人生③ |"4割なら大丈夫”は勘違いだった──胆嚢炎、“再発4割”の本当の意味
炎症が落ち着くと、
「痛くないんだし、切除せずに済むなら…」
と、つい思ってしまいます。
胆嚢炎は、切除せずにいると
「約4割が再発する」と言われています。
この数字だけ聞くと、
「半分弱なら大丈夫かも」
と、どこかで思ってしまうのですが──
実は、そうではありません。
そもそも現代医学では、
胆嚢炎の根本治療の第一選択は「切除」。
発症後、炎症が落ち着いてから
手術を受ける人は全体の8〜9割。
つまり、
経過観察を選ぶ人は1割程度しかおらず、
その中の約4割が再発する、ということ。
そう考えると、
「4割」という数字の重みは
まったく違って見えてきます。

あの痛みは、
痛み止めを使っても
3〜4時間のたうち回るほどの強さでした。
それでも──
一度治まってしまうと、
「今、痛くない」
という事実が、すべてを上書きしてしまう。
「切ればもう起きない」と言われても、
どこか先延ばしにしたくなる自分がいます。
なんとなく腑に落ちきらないまま、
覚悟も決まりきらないまま。
こういう“数字の見え方の罠”は、
病気に限らずいろんな場面にあるのかもしれない、と思いながら…

退院して2日目。
まだ少し落ち着かない週末を過ごしています。
この週末は、無理に結論を出さずに、
ゆっくり過ごそうと思います。
そして、
まだなんとか機能している胆嚢があるうちに、
手術後しばらくは控えるかもしれない
好物のあれこれを、
体調に気をつけながら
少しだけ楽しんでいます。
焦らず、少しずつ。
来週後半くらいから、
日常を再起動していくつもりです。
次回は入院をきっかけに見直した食事の話を書こうと思います。
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