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【災害情報】 令和8年熊本地震・最新情報まとめ。

 7月28日午後4時27分頃、熊本県で最大震度7の地震がありました。
 熊本県宇城市、氷川町で最大震度7を記録し、熊本市南区、八代市、宇土市、美里町、益城町で震度6強。上天草市、合志市、大津町、西原村、御船町、芦北町などで震度6弱となっており、非常に強い地震がありました。
 熊本地震から10年しか経っていませんが、またしても強い地震に襲われており、地震についての最新の情報をお届けすることになりました。


■ 地震の概要

 震源地は熊本県熊本地方、九州の真ん中で発生しました。マグニチュードは気象庁の推定で7.1となっていますが、規模の割に震度は大きくなっています。

【震度7】
熊本県宇城市、氷川町

【震度6強】
熊本市南区、八代市、宇土市、美里町、益城町

【震度6弱】
上天草市、合志市、大津町、西原村、御船町、芦北町など

【震度5強】
熊本市各区、長崎県南島原市、鹿児島県薩摩川内市・さつま町・長島町など九州を中心に広範囲。

 イオンモール熊本周辺の震度のデータが取れていないなど、震度がわかっていない地域もあります。
 長周期地震動は、八代市・宇城市などで最も高い階級4を観測。立っていることが不可能で、這って動くのも困難。固定していない家具のほとんどが移動・転倒するレベルです。古い建物や設計想定を超える長時間・大振幅の揺れが続く場合、リスクは相対的に高まります。
 八代市では最大84cmの地殻変動があったことも明らかになりました。
 震度7となった宇城市の消防によると、2件の火災が発生していると通報があり、確認を急いでいます。また、家屋の倒壊も複数確認されているということです。熊本県警によると、県内で家屋の倒壊が12軒、閉じ込めが4件発生しているとのことです。
 国の史跡に指定されている八代城跡にある八代宮の建物や登楼などが倒壊したことが明らかになりました。歴史的な建物にも甚大な被害が出ているとみられます。
 高市早苗総理は、29日朝に記者団の取材に応じ、死者13人との報告を受けていることを明らかにしました。30日夕方には死者が30人にのぼることを明らかにしました。31日午前の段階で35人の死亡が確認されています。死者のうち20人が八代市です。
 31日午前7時30分時点で、避難所に非難している人は9105人にのぼるといいます。


■ 40分後に「震度5弱」の余震

 2016年の熊本地震の時にも同じようなことがありましたが、午後5時08分頃、熊本県天草・芦北地方を震源とするマグニチュード6.1の地震があり、震度5弱を観測しました。
 今度も余震に警戒が必要で、老朽化している建物や壁などには近づかないことが大切です。
 28日20時現在、震度1以上の余震は61回あり、このうち震度5弱が3回、震度4が7回ありました。余震は続いており、かつ、活動域が広範囲となっています。今後1週間(特に2~3日)は、最大震度7の地震に警戒が必要であり、家屋倒壊・土砂災害のリスクが高まっておりますので、危険箇所への立ち入りを避けるように呼びかけられています。


■ 避難生活は猛暑になる見込み

 熊本地方は、これから晴れの日が続き、かなり高い気温になると予想されています。避難所などの一部で冷房が効かない可能性があり、命に関わる暑さとなることから、熱中症対策は必要不可欠です。

29日(木):最高気温34℃
30日(木):最高気温35℃
31日(金):最高気温37℃
 1日(土):最高気温38℃
 2日(日):最高気温39℃
 3日(月):最高気温39℃
 4日(火):最高気温38℃
 5日(木):最高気温39℃
 6日(木):最高気温37℃
 7日(金):最高気温36℃
 8日(土):最高気温36℃

 冷房のある所への避難は不可欠で、冷房の効かない場所での避難は危険になります。震災関連死を避けるよう、遠方への避難も検討するべきレベルになっていると思います。


■ 政府は「プッシュ型支援」を表明

 日本政府の災害対応もだんだんと慣れてきて、高市早苗総理は「プッシュ型支援」をすると発表。簡易型クーラーや電源車などを被災地に送るとしています。
 政府は、今回の地震を「令和8年熊本地震」と名付け、国が災害対応をすることになりました。
 経済産業省や高圧ガス保安協会の専門家が熊本県警に同行し、爆発の状況や内部の設備などを確認することになりました。爆発の現認はまだわかっていません。
 高市早苗総理は8月3日に熊本入りすることで調整が進められています。
 自衛隊は入浴・宿泊・食事支援が可能な船舶「はくおうⅡ」を八代港に向かわせると発表しました。飲料水などの生活支援物資を積んだ海上自衛隊の艦船4隻がすでに八代港に入っているとのことです。自衛隊は4600名体制から500名増強し、5100名体制で震災対応にあたるとしています。


■ 津波注意報が発令された(既に解除)

 有明・八代海では、最大1mの津波が既に到達していると推測。長崎県西方と熊本県天草灘沿岸では、いずれも20cm未満と予想していますが、気象庁は海岸から離れるよう注意を呼びかけていました。
 幸いにも、津波による大きな被害はなく、28日18時10分に津波注意報が解除されています。


■ 「イオンモール熊本」で死者多数、閉じ込めも

 熊本県嘉島町の商業施設「イオンモール熊本」で爆発があり、2階部分が崩落し、閉じ込められている人が多数いると通報が相次ぎました。この事故は地震発生から約30分から1時間後に起こっており、地震の直後に起こったものではなく、現在、確認を急いでいます。
 もしかすると、地震そのものの被害よりも「イオンモール熊本」の被害の方が非常に大きくなってしまうのではないかという心配があります。「地震直後に来店客と従業員が避難した後、しばらくしてから爆発が起きた」という情報があります。また、爆発の前にガスのような匂いがしたという話もあるようです。しかし、たくさんの死者がいて、たくさんの閉じ込めが発生しているという報道があります。生存者が少しでも助かることを祈るばかりです。まだ詳しい原因などはわかっていません。
 28日の夜の時点で、「多数の死者がいる」との情報があり、「多数」がどれくらいなのかは分かりませんが、「かなりの数」という表現をされていますので、被害が非常に甚大である可能性があります。お客さんなどが巻き込まれている可能性があり、正確な数を把握するのにも時間がかかる可能性が高いです。
  28日の夜遅くに入った情報では、安否不明者が20~30人にのぼる可能性があるほか、50人以上ケガをして熊本市内の病院に搬送されているということです。
 29日未明までの段階で、20代の女性2人の死亡を確認しました。
 29日までに、10人が救助されましたが、3人の死亡を確認。1人は心肺停止、1人は状態不明でした。30日までに7人の死者が確認されていました。


■ 日本製紙八代工場の被害

 八代市中心部の日本製紙八代工場では大煙突が折れる被害が発生。28日までに2人が心肺停止となっていたことが確認されましたが、29日までに7人が救助され、うち5人の死亡が確認されたということです。命が助かった2人は中等症、4人については安否が不明だとしています。
 31日までに閉じ込められていた11人全員の救助が完了しましたが、9人が死亡しました。


■ 熊本城の石垣が再び崩れる

 10年前の熊本地震で崩れた熊本城の石垣を、もう一度積み上げ、復興したばばかりだったのに、また複数の場所で石垣が崩れ落ちてしまうという悲惨な出来事がありました。それでも来場客にケガはありませんでした。


■ ライフラインの情報(31日11時時点)

 地震の影響で、熊本県の震源に近い場所で大規模な停電が起こり、復旧の目処が立っていません。八代市では約1万3640軒、宇土市で約5350軒、宇城市で約1万2360軒、美里町で約5170軒、益城町で約4530軒、氷川町で約3620軒などとなっています。
 29日午後21時現在で、熊本県内では約3万2110戸で停電が続いていました。九州電力によると、31日夕方までにほぼすべて復旧する見込みだということです。
 八代市や宇城市などでは水道水が出ないため、応急給水を開始。熊本市南区の一部でも断水。さらに水圧が低下し、水が出づらくなったり、水道水に濁りが発生しています。濁りが出ているのは北区、西区、中央区の一部地域で、飲んだり調理に使うのは控えてほしいと呼びかけています。断水しているのは7万9100戸に及ぶといいます。


■ 九州地方の原発は「異常なし」

 これほどの地震大国で原発を稼働させようとしている時点で、だいぶ頭がおかしいのですが、鹿児島県の川内原発、佐賀県の玄海原発、愛媛県の伊方原発は、いずれも「異常なし」と報告しています。熊本県に原発がなかったのは不幸中の幸いです。


■ 交通機関の状況(29日22時時点)

 九州新幹線は、博多-鹿児島中央間で終日運転を取りやめました。
 29日以降に運転が再開されるかどうかは見通しが立っておらず、当日の発表になりました。29日は熊本-鹿児島中央間で九州新幹線の運転が見合わせとなっています。地震直後、新八代駅周辺などで停車中の列車の乗客にけが人が出ているとの情報がありました。
 八代駅構内では貨物列車が脱線し、応援する事故になっています。
 九州自動車道では、植木IC(熊本県)〜栗野IC(鹿児島県)までの上下線で、約130km以上にわたる長い区間で全面通行止めとなりました。その他に、南九州自動車道の八代JCT~日奈久IC、宮崎自動車道えびのJCT〜高原IC、九州中央自動車道の嘉島JCT〜益城料金所までの間が通行止めとなりました。また、八代IC付近などで道路の隆起や亀裂などの損傷が確認されており、復旧にはかなり時間がかかる見通しです。
 29日午前11時現在、九州自動車道は益城熊本空港IC-えびのICの間、南九州道は八代JCT-水俣ICの間、九州中央自動車道は嘉島JCT-小池高山ICの間で通行止めとなっています。
 こうした高速道路の通行止めに伴い、国道3号線は渋滞が続いています。


■ SNSを利用した被害者詐欺が横行している

 イオンモール熊本で身内と連絡が取れないという発信とともに、寄付を募る詐欺が横行していることがわかりました。可哀想だと思って、勇気づけるために寄付したくなる人がいるかもしれませんが、それが本当なのかどうかは分かりません。詐欺師にお金が逝かないように気を付けてください。


※ 最新情報を常に更新してまいります。


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