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予定を入れない休日が、いちばん贅沢だった

土曜日の朝、何も予定がない。
目覚ましをかけずに寝たのはいつぶりだろう。気づけば11時。カーテンの隙間から光が差していて、部屋の空気が少しあたたかい。ぼんやりとした頭のまま、洗濯機を回す音を聞いている。

昼前にコンビニへ出かけて、おにぎりとコーヒーを買う。特別な味じゃないのに、なんだかやけに美味しい。時間に追われていないだけで、景色も空気も味も、すべてが少しやわらかくなる。

スマホには、友人たちの予定やイベントのお知らせが流れてくる。以前なら、何か予定を入れないと“もったいない”気がして焦っていた。でも今は、何も決めていないこの静けさが、心に効く。予定で埋めるより、こんな時間が一番回復するのかもしれない。

午後になって、ベランダに干した洗濯物が風に揺れている。何かを成し遂げたわけでもないけれど、少しだけ満たされた気分になる。

来週も、この贅沢を思い出そう。

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