沢木耕太郎、RawTherapee、終戦の日
沢木耕太郎
数日前に沢木耕太郎著「一号線を北上せよ モロッコ天涯編 途上の王国」を読了しました。いつもの馴染みある、無駄を排除した読みやすい氏の文体に、氏が撮影した旅先での写真が大胆にレイアウトされた素敵な本でした。
初めて氏の作品と出会ったのは「チェーン・スモーキング」です。1990年(平成2年)当時、一年契約社員として働いていた情報誌の東北支社で、当時の支社長が支社報のようなものに「面白い」と書評していたので自分も買って読んでみました。ノンフィクションの短編エッセイ集ですが、それぞれの話があたかも連鎖しているような面白い構成で、冗長を排除した氏の簡潔な文体に好感を抱いた記憶があります。
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さらに氏の本にのめり込むきっかけとなったのは大多数の方と同じであろう「深夜特急」でした。
買ったのが文庫本だったのでいつだったかと調べてみると1994年の平成6年からの刊行になっていました。この時はすでにシリコンバレーに駐在していたので、多分出張か何かで帰国した折りにいつも寄っていた八重洲ブックセンターで購入したのだと思います。この時には6巻全部をまとめて買いました。同じく八重洲ブックセンターで買った「路上の視野」などはいまでも本棚にあります。
これら以外にも氏の本は殆ど読んでいます。藤圭子との会話をまとめた「流星ひとつ」、ちょっと前に刊行された「天路の旅人」、「暦のしずく」などなど。
言ってみれば自分は沢木耕太郎氏の著作本推しファンというところですね。
途上の王国
今回の「一号線を北上せよ モロッコ天涯編 途上の王国」は、1976年(昭和49年)頃の、氏が26歳から27歳になる約1年間の旅(後に「深夜特急」作品となる)の際の取り残し国?であるモロッコを、1997年5月から旅した際の写真付き旅エッセイ本です。
氏はキャパ関係の著作もあるくらいで写真撮影にも造詣の深い方だと思います。この本には氏がフィルムカメラを使って撮影した写真を数多く、そして大胆に使っており、それぞれの写真がとても味のある仕上がりになっています。
ところで、何故「スイッチ・パブリッシング」という出版社からの刊行したのかと思い調べてみたら、どうも当社の代表兼編集長の新井敏記氏との関係があるようです。新井氏の沢木耕太郎氏への深いリスペクト、そして沢木耕太郎氏の新井氏の本作りへの姿勢や信頼があったようですね。
RawTherapee、その後
完全に常用できる状態になりました。
後の祭りですが良いチュートリアル動画を見つけました。この動画に最初の頃に出会っていればもっと早く覚えられたのになと少し残念です。
昨日はAdobeのカラーマネジメントのDCPプロファイルも導入しました。
Gemini-sanによると”RawTherapeeでAdobeが提供しているカメラ固有のDCP(Digital Camera Profile)を読み込むと、カメラメーカー純正(ソニー特有)の発色やトーンを忠実に再現できるようになり、現像の表現力がグッと上がります!”との事です。
Adobe DNG Converter(無料)をダウンロード・インストールして、そのインストールで生成される各カメラのDCPプロファイルをコピーして使う形となります。面倒な調整抜きで確かに簡単に良い色合い・トーンにしてくれます。
DCPプロファイルの入手方法や使い方などは以下のサイトに詳しく解説されているようですので必要に応じて参考にしてください。
でも、RawTherapeeでRAWファイルを開いた時の「素のRAW画像」と、新たに導入したAdobeのDCPプロファイルを当てた画像を比較するとあまり変わらないような感じがします。
Gemini-sanを問い詰めると、実はRawTherapeeの素の画像(開いた時の画像)は”RawTherapeeが独自に作った、Adobe Standardに非常に近い標準カラールック(カメラマトリックス)」 が自動適用されています。”との事のようです。
しかし、AdobeのDCPプロファイルは”破綻しやすい色(赤・青・肌色など)の再現性や、明暗の繋がり(グラデーションの滑らかさ)という「データの基礎部分の堅牢さ・質の高さ」にあります。”という事ですので、これからも使っていきたいとおもっています。
いつかの記事にも述べましたが、Adobe LightroomにはRawTherapeeにはない高度なAIノイズリダクションなどの機能が実装されており、使い方も分かりやすいなどの優れた点が沢山あるようです。でもRawTherapeeでもほぼ同等の機能を無償で実現出来ます。私はこれで十分に満足です。
SLT-A65Vの最近RawTherapeeでRAW現像した画像です。
終戦の日に思う
太平洋戦争で敗戦した81年前の今日、1945年(昭和20年)8月15日。
天皇陛下御夫妻もご列席される全国戦没者追悼式とは別に、今年も靖国神社への国会議員の参拝があるようです。鈴木幹事長や小泉防衛大臣など自民党の幹部らも参拝しているようですが、選挙前には「終戦の日には必ず終戦記念日には靖国神社に参拝する」と述べていた高市総理大臣はどうも参拝を取りやめにしたようです。
靖国神社には戦争犯罪で処刑された戦犯も合祀されており、被害にあった諸外国は激しく反発しているようです。また、隣接する遊就館という施設には戦争を正当化・美化するような展示もされているようです。
中国から台湾有事問題発言を激しく糾弾され、現状でさえレアアース輸出規制などの厳しい状況を不必要に作り出し、それによる日本の経済活動・国民生活へのダメージがある中、今回の高市総理大臣(あるいは取り巻き連中)の靖国神社参拝取りやめの判断は合理的だと思います。
このnote記事の最後にもまたセンシティブな事柄に触れてしまいました。しかし終戦というのはたかだか81年前の事です。犠牲になった方々を悼む日です。
平和を望みながらお亡くなりになられた多くの戦歿者の方々のためにも、遺族の方々のためにも、我々国民のためにも、これから生まれてくるであろう子供達のためにも、これ以上のごたごたを起こさないよう平和裡に合理的な対外政策、国政を運営されるよう切にお願い申し上げます。
総理大臣のお仕事は国民の生活を豊かなものにすることが第一義だと思います。不安を煽って余計な問題を起こしたり、不要なものに我々国民の血税を無駄にしないで頂きたい。ちゃんとしたお仕事をして頂きたい。
感情に流され非合理なことなどゆめゆめなされないように。あるいは彼女ら彼らにとっては合理的なことをされているつもりでしょうか。だとしたら我々国民にとっては悪夢であり、そのような輩達を選挙で選んでしまった我々の愚かさなのでしょうか。
それではまたね🐾
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