130 オンラインゲームって言うものを知った話(上編)
2006年になったばかりの話だ
世にはまだスマホというものが出回っておらず
ガラケーが中心だった頃だな
M-1グランプリの優勝がブラックマヨネーズだった
そしてアレは面白かったなぁと
そんな当時、俺は東京の新小岩に住んでいた。
以前にも出てきたが
真琴(記事53参照)と同棲していた
とは言え、ほとんど終わりかけていた頃でもある。いや、別れた頃だな
その辺の話はまた別で書こうか。
当時住んでいた賃貸マンションを出てそれぞれが違う道を歩むこととなり
路頭に迷っていた俺は
男友達とルームシェアをしないかと提案され、千葉の松戸周辺に引っ越す事にした
日本で2番目に料金が高いと言われる北総線ってのがある。
その駅(秋山)ってとこだな
まだ街としては開発段階で全然栄えてはいない。
今はだいぶ住みやすくなってるんじゃないか?
と言う不便極まりないが、ありがたく住まわせてもらった
こんな感じで、3年で別れてまた1人になった…(当時27歳くらい)
「さぁ、どうしようか…。」
失恋と言うか、婚約解消?
いや。そこまで行ってもいなかったな…
向こうの親に物凄く嫌われてたからな。俺。
だから中途半端に頑張ることを諦めていたのかもしれない。
当時は
これでよかったんだよ…。
と、強がってもいた
大体この辺の背景が描けたかな?
そして1人になった俺は
男友達(ヒデト)と2人暮らしとなる
彼は全然仕事が別で食品関係の仕事をしていた。
歳も1つ下で
話す時だけ少しぎこちなかったのかもしれない。
そこまで長い付き合いでもなかったから
俺がサッシ屋と掛け持ちでコンビニバイトをしていた時の店長であった。
三ヶ月くらいだけど
そんな縁で助かってはいた。
しかし、2人揃って彼女ってのが居ない
だからまぁ、やることは特になく。
家に帰ってきてもテレビ見て、普通に生活して、また仕事に行くという。
そんな何も変わりはないが時間だけは過ぎてゆく。
「このままでええんかなぁ…」
そんな気持ちのまま過ごしていた。
とにかく、なにかやらなきゃと焦る一方
何をやればいいか分からない自分がいる
サッシ屋の仕事もまだバリバリこなせてるわけでもないから、何をしたいのか
本当に解らなかった。
ガラケーで何か面白いことないかな…
ezwebの何かを見てた。
タラタラとゲームを探してた
『携帯オンライン、ネバーワールド』
なんだこれ?
ともかく、暇過ぎたもんだからやってみるかと
アプリではなく、通信型のゲーム。
知ってる人は知ってるかもな…
全容としてはRPGみたいになっている。
本当誰でも参加出来るくらいで
ストーリー進めたり
チーム作ってガヤガヤしたり
プレイヤー同士で結婚って設定で遊んだり
規制がゆるゆるだったからこそ
流行ったのかもしれない。
実際はどこまで流行ったかは知らないが
俺はすぐにハマった。
そう、やることがないからだ。
ポチポチと更新ボタンを押している俺がいた。
そう思えば、通信型、チャット。
ネットでの交流ってこのゲームから色々やりだしたんじゃないかな…。
あくまでも携帯だけどね。PCは持ってなかったから
そんな事でそのゲームもやってれば
その世界のなかで友人が出来る。
今ではまぁ当たり前だが…
そうして、そんなゲームでもやっぱり
チームを作ってしまいリーダーみたいな立ち位置をやってしまう
端から見ればくっそどうでも良いんだが
そのゲーム内で責任ってのも背負ってしまう
くだらない性分だ
そうして、続けていくことにチャットやメールをしていけば
何故かリアルに会ってみたくなる性である。
彼女と別れてから三ヶ月以上経つのかな
未練は無かった。
真琴にはもう彼氏が居たと聞いたからだ。
だが、そんな事はどうでも良かった。
上手くやんなよと心で願うばかりで…
過去はもうどうでも良い。
俺はそんな中でも気になる人に
E-mailのアドレスを細かく散りばめてメールで送ったりしてた
いや、殆どそうだったんじゃないかな…
ゲーム内で聞く限りではね
ゲームからリアルに
下手すりゃリアルに結婚した人達もいる
俺もその中で出会った人達が居た。
会うまで全く素性が解らない
写真付きの携帯でEmailでのやり取り、電話のやり取り。
その情報だけを頼りに
どっかの駅での待ち合わせ…
ゲームの話から、普通にリアルな話
そんな事で渇望していた毎日を埋めていた
人生の答えなんかそこには何も無く
ただ無性に人の温もりを求めていた
下編につづく。
