にゃもやま話 その5 チャイを想う
チャイはラクの妹。(いや、姉かも、一緒に生まれた)
わらくの外猫コマとミケ子の間に生まれた3匹のうちの1匹、茶色のフワフワの毛が綺麗で、とても可愛い女の子だった。
茶色の毛だからチャイと名付け、この子だけ自宅で飼うことになった。
ラクの旅立ちから1年と5日後の、昨年4月15日に旅立った。
もう1年が過ぎた。
甲状腺の病気や喘息の症状と付き合いながらも、18年一緒に過ごしてくれた。
チャイは優しい猫だった。
ラクの最期の時、何日か私は店に泊まり込んでラクを看ていたが、自宅にいるチャイに最後に会わせようと、朝方ラクを自宅に連れていった。
それまで、別の場所への移動はラクのストレスになると思っていたので連れて帰ることはなかった。
幼いころに店猫と自宅猫に分かれてからそれぞれに暮らし、会うことはなかった。
初めて来た家、弱っていたラクは静かにじっとしていた。
私はラクを抱き上げ、ベッドの上のチャイの身体にラクをそっとくっつけてみた。
ラクは安心したようにチャイの胸に顔をうずめた。
チャイもラクをじっと見つめて、優しく寄り添い、頭を舐めてあげたりしてくれた。
ああ、こんなことなら、しょっちゅう家に連れて帰り、チャイと一緒に過ごさせてやればよかったと悔やんだ。
やはり繋がるものがあったんだ。
この日の夜、わらくの店の中、私の腕の中で、母にも見守られてラクは旅立った。
最期にチャイの優しさに包まれてラクは幸せだった。

そして、ラクの旅立ちから9ヶ月後の昨年1月、チビも旅立った。
チビはラクの継母、チャイにとっても。
でも、子猫の時から自宅で過ごしたチャイはチビには会ったことがなかった。
店の外猫だったチビは店の中に入れられるのをとても嫌がり、出して出してと鳴いた。
自宅に連れて行くのはとても無理だと思っていたので、やはり何日か店に泊まり込んで看た。
でも、いよいよかなと思ったとき、一緒に自宅に連れて帰った。
チャイの寝ている猫ベッドにチビを入れてみた。
お互いに初めて会ったはずなのに、まるで親子のようにぴったりと寄り添っていた。
やはり通じるものがあったのだろう。
またしてもチャイの優しさに感動した。
この翌朝にチビは旅立った。

翌朝チビは旅立った
この2ヵ月と19日後にチャイも旅立った
チャイは必ず私の枕のど真ん中で眠った。
わたしはチャイを起こさぬよう、その横に、枕からずり落ちながら一緒に寝た。
私に気づくと、顔を舐め続け、仕上げに私の鼻をがぶっとかじる。
これがけっこう痛いので、私もついチャイのおでこをぺしっとつつき、鼻をかじり返す。
毎晩幸せな眠りの時間をもらった。



チャイの亡き後、寂しい私のベッドに、家猫最後の一匹となったキナちゃんがなぜか潜り込んできた。
普段は近くの母のベッドで一緒に寝ている子だ。
私の寂しさを慰めにきてくれたのか...
いや、チャイが来たんだ!
キナちゃんは私の顔を舐めて、鼻をかじった!
そんなことは今までなかった。
これはチャイの仕業だ。
不思議な鼻かじりは何日か続いた。
(単に私の鼻がおいしそうだったのか?)
死ぬほど嬉しかった。

最後の写真は桃太郎(モモタ)との2ショット
チャイとモモタは仲良しでいつもくっついていた。
モモタが大好きなキナちゃんは、チャイにやきもちを焼いてよく2匹にちょっかいを出していたな。
モモタは2年前の5月2日、24歳と12日で旅立った。
大往生だった。
ラクのすぐあと、チャイが亡くなる1年前だった。
もうすぐモモタの命日が来る。


最後まで読んでくださりありがとうございます。
愛しい猫たちの命日に合わせて記事を投稿しようと思いながら、チャイの記事は遅れてしまいました。
4月5月が命日の子が多いのです。
ゆっくりと、想い出に浸りながら書いていけたらと思います。
