看護師やってて、本当に辛かったこと━━辞めたいのに“相談できなかった自分”を悔やんで思うこと
あのとき、相談する力があれば…
*️⃣ 客観的に、相談する術を知っていたら。
*️⃣ 信用できる他の誰かに、事実をすべて話す勇気があれば
今でも悔やんでも悔やみきれません。
執筆:認定看護師|ちびかん(HSP気質あり)
(急性期総合病院の認定看護師/教育/研究・論文執筆に従事しています)
「臨床×研究の両輪」で、後輩がベッドサイドで迷わない実践にこだわっています。
【第1章】 「もう無理だ」と、僕は病院の前で泣き崩れた。

━ 【体験談】心が壊れたあの日、僕は泣きながら出勤した ━
夜勤の日、僕は病院の入り口で立ち尽くしてしまいました。
たった数メートル先に、僕の職場があるのに。
でも、どうしても足が前に出なかったんです。
息が苦しくなって、頭が真っ白なってきて、気づいたらその場にしゃがみ込んでました。
うぇーん、うぇーん……
大の男が、子どもみたいに声を上げて泣いてしまいました。
今思えば、あのときもう心は壊れていたんだと思います。
それでも、僕は出勤しました。
そして、また次の夜勤も行きました。
3年間、ずっとそうして、いじめに耐えてきました。
「辞めたい。ほんまにもう無理。」
そんな毎日の中である日限界を超えて、
「精神科を受診したいです」と師長に伝えました。
でも、返ってきた言葉は・・・。
今も忘れられない、あまりにも冷たいものでした。
(4️⃣ に詳しく書きました)
【第2章】 たった一人で向き合った理不尽な職場

すべてのきっかけは、ほんのささいな“段差”のようなものでした。
院内の許可を取って、他大学の医師と共同研究に参加したんです。
ほんとうにそれだけのことなんですが、誰かの「生意気だ」という感情を刺激したのかもしれません。
最初のほうは、“お局”と数人のナースの無視や皮肉からでした。
でも、それだけでは終わりませんでした。
病棟の師長、副看護部長、そして看護部長までが、一枚岩となって僕を囲い込んでくるようになったんです。
じわじわと、でも確実に、僕の居場所は削られていきました。
夜勤明けの朝、疲れ果てている僕に、
「あなた、手伝いよろしくね」とだけ言い残して、
そのまま日勤の業務を押しつけられる。
休日、自宅で休んでいると、僕の患者の点滴指示を僕の携帯電話にかけてくる。
本来は救急外来が対応する範囲なのに…。
僕は顔も上げられないような状態で病院へ向かい、その患者さんの点滴を元気を出して実施しました。
….それも別室で。
そしてそのどれもが、無給扱いでした。
「あなたなら大丈夫よ」
そう言いながら、責任だけがどんどん積み上がっていく。
声をあげようとしたこともあるんです。
でも、そのたびに口をつぐんでしまい、
声を上げることはできませんでした。
自分への悔しさ
どうしようもない不安
無力感
怒り
あきらめの気持ち
もうほんまに、いろんな感情がごちゃまぜになって…。
気づけば僕は、何も感じないふりをするのがうまくなっていました。
でも、ほんまはずっとずっと苦しかったです。
ある日、限界を感じて、思いきって師長に、
「精神科を受診したいです」と伝えました。
でも、返ってきたのは・・・。
今でも忘れられない、あまりにも冷たい言葉でした。
(4️⃣ に詳しく書きました)
その師長の言葉をきっかけに、僕は完全に心を閉ざしてしまいました。
それでも、辞めることはできませんでした。
「動けなかった」ていう感覚が、正直なところかもしれません。
「逃げたいのに逃げられない」
「でも、誰にも助けを求められない」
「こんな毎日がいつまで続くねん。しんどい。」
そう思いながら、僕は働き続けました。
【第3章】 「辞めたら負け」だと思い込んでいた僕

━ 耐えるしかなかった、その理由 ━
この3年間は、本当に本当にきつかったです。
「看護師のいじめ」って言葉では片づけられないような、そんな日々でした。
いじめの中心にいたのは看護部長、副看護部長、そして直属の師長でした。
直属の上司が、味方ではなく加害者だったのです。
このときの僕は、まったく身動きがとれず「がんじがらめ」の状態でした。
(転職しても、追いかけられるような気持ちだったんです。)
この僕に対する3年間のいじめは、
最終的に、新たな看護部長の就任によってすべてが明るみとなりました。
当時の(加害者である)看護部長、副看護部長、看護師長から、
言葉だけの謝罪を受けて、僕へのいじめは終結した。
あの時は本当に「この病院から逃げ出したい」と思っていました。
いや、逃げ出すというより、「このままだと壊れる」と感じていました。
それでも、僕はその場を離れなかった。
何度も「辞めよう」と思ったのに、できなかった。
なのになんで辞めなかったのか。
今になって考えると、それにはいくつか理由がありました。
1. ひとつは、家族のこと。
2. 逃げても追いかけられるような気持ちだったこと。
3. もうひとつは、「辞めたら負け」っていう感覚。
4. 客観的に、相談する術を知らなかったこと。
5. 信用できる他の誰かに、事実をすべて話す術と勇気がなかったこと。
そんな理由でした。
そんな理由しか、考えられませんでした。
特に、
「4」と「5」に関しては、本当に悔やんでも悔やみきれない気持ちが、今でも強く強く残っています。
【第4章】 精神科に行けなかった理由

━ 理不尽な言葉が心を壊すまでのリアル ━
「私のせいで、精神科受診したいって言うの?」
…師長にそう言われた瞬間、頭の中が真っ白になりました。
僕は、
責められているのか?
呆れられているのか?
脅されているのか?
もう、何も考えられなかったです。
さらに、
師長:「精神科受診しても、私やスタッフ全員からあんたのカルテ全部見られるで。それでもええんやったら、お好きにどうぞ」
この言葉で、僕は完全に孤立したと感じました。
※実際の閲覧範囲は病院の規程・職務上の必要性で変わります。ここでは実際に「そう言われた恐怖」として書いています。
■ 耐えた先に待っていたもの

僕は結局、精神科にも行けなかった。
誰にも守ってもらえない場所で、ひとりで耐え続けた。
「なんでそんな職場に居続けたの?」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、心が限界を超えると、人は「選ぶ」ことすらできなくなることを知りました。
辞めるという決断をするエネルギーすら、残っていませんでした。
だから、耐えることは、美徳ではないです。
【第5章】 相談できなかったことを悔やんで

━ “相談する”という選択肢の持ち方とその意味 ━
あの頃の僕は、「相談する」という発想すらもてないほど疲弊してました。
誰かに助けてほしかったはずなのに、どう切り出せばいいのかもわからない。
でも、だからこそ、今ならはっきり言えます。
本当に辛くなる前に、「相談する」という選択肢をもっていてほしいです。
「べき論」はあまり好きではありませんが、
それでも、
本当に辛くなる前に、「相談する」という選択肢をもつ「べき」です。
職場の中で無理なら、外でいいです。
産業医
心理カウンセラー
看護協会の相談窓口
労基(労働基準監督署)
地域の相談窓口
はっきり言います。
相談することは、逃げでも弱さでもありません。
あなた自身を守る行動なんです。
「相談する」という選択肢を、どう持てばいいか分からなかったあの頃の自分へ…。
いまなら、こんな方法があると伝えたいです。
▶︎ 【産業医監修】相談メールテンプレ集はこちら。
→ 実際にそのまま送れる例文18本を掲載しています。
【第6章】 あなたが「自分で決めた」と思える選択をするために

最終章として、
相談することに至らなかった僕だからこそ伝えられる、
あなたが自分軸で決断できる心構え(マインドセット)を送ります。
辞めるのも、辞めないのも、正解じゃない。
…じゃあ、なにが私の正解なの?
その正解があるとしたら、、、
「自分で決めたと思えるかどうか。」
それだけではないでしょうか。
逃げてもいい。
泣いてもいい。
立ち止まってもいい。
あなたの人生は、あなたのものだから。
このnoteをここまで読んでくれたあなたが、
いつか「自分で決めた。」と思える選択ができますように。
自分を守るための決断には、“言葉の準備”が必要でした。
▼ 次回のnoteでは、僕が限界だったときに欲しかった
「相談の第一歩」を支えるテンプレ文を全公開しました。
まとめ

次回のnote、1万文字は超えてきます。
今、または将来、僕のような失敗や苦しさを感じなくていいように、
どうすれば、あなたがあなたを守るための大切な書物になるか、
そのことをずっと考えながら執筆しています。
楽しみにしていてください!
一生懸命今書いてます。
🛡 「何て書けばいいか分からない」を解決する18文例を収録
産業医監修|現場で“そのまま使える”相談文テンプレ集はこちら👇
▶︎ 「辞めかたを見失ったあなたへ。相談メールの型、揃えました。」
▼ 次回note|「相談できない自分」を助けてくれる18の文章テンプレ
🧭 ━あなたが動き出すための一歩を━
ここまで読んでくださったあなたへ。
僕は「誰にも相談できなかったこと」を、今でも悔やんでいます。
本当は誰かに助けを求めたかったのに、言葉が出てこなかった。
だから今、あの頃の自分のような看護師の方へ向けて、
“そのまま送れる相談メールテンプレ”を作りました。
産業医の監修も受けた、信頼できる18通の文章集です。
必要なところだけコピペで使えます。もちろん、アレンジもOK。
📩 「相談できる自分」になる第一歩を
▶︎ 「辞めかたを見失った」看護師さんへ━━ いじめ・パワハラから抜け出す今すぐ使える相談テンプレート集
あなたの声は、きっと届きます。
次回noteでお待ちしています。
執筆:認定看護師|ちびかん(急性期/教育/研究・論文執筆)
📍 つぎに読む記事はこちら
👉 「辞めかたを見失った」看護師さんへ━━ いじめ・パワハラから抜け出す今すぐ使える相談テンプレート集
