第2章⑦ 手術の後に待っていた言葉
「手術は無事終わりました」
その言葉を聞いた瞬間、張りつめていたものが少しだけほどけた。
数日たったある日
「検査結果が出たので14時頃ナースステーションに来て下さい」
と、看護師が病室に来た。
昼食を食べ終えた主人と誰もいないホールへ行き、精巣がんについて小さな声で話をした。
携帯のメモを開いた。
精巣腫瘍は珍しい病気。
でも、しこりが見つかった場合は悪性の可能性が高いと書いてあった。
私達は主人の状態から良性だと思う。と確認し合った。
時間になって
主人と私、ベビーカーに乗った娘を連れてナースステーションへ。
奥の部屋へ案内されると、主治医が待っていた。
先生にも小さなお子さんがいるそうで、娘を見るといつも頭を撫でてくれたり手を握ってくれた。
今日は顔が怖い。なんで?
「残念ですが、悪性です」
「え、、、」
だから、娘の頭も娘の手も触らなかったんだ。
↓引用
精巣腫瘍は日本人男性10万人当たり1~2人で頻度は極めて低く、好発年齢は20~40歳の男性で最も多い腫瘍
ただし 精巣腫瘍(しこり全体) で見ると、
約90%以上が悪性(がん)
良性は10%未満
精巣にしこりが見つかった場合は「良性かもしれない」よりも、医療現場では悪性の可能性を強く考えて検査や治療を進めることが多い。
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