【短編物語】#せりふ三題噺(草原、返却、ペンネ)
はらとけいさんの企画に参加させていただきます🥰。
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今日は、長男の試合の日。
なのだが。
公園内の草原で、マルシェもやるらしい。
そうなると……お兄ちゃんごめんね、だ。
まずは付き合ってくれる下の子達のご機嫌取りをしなくては。
「見て!ペンネのかりんとうだって」
「ママ、このお店タピオカもあるよ!桃、いちごミルク飲みたい!」
案の定、下の子たちは花より団子。
「……2人で半分こできる?」
話をしながら列に並ぶ。
「ペンネかりんとう1つと、いちごミルクタピオカを1つ」
すると……2人から不満の声。
「えー、ママの分は?」
「一緒にお茶しよ!」
……いや違う。ただ、頼み忘れただけだ。
「あと……カフェラテの小と……いや、グランデサイズで!」
他の食べ物は……と、つい目をやったものの。
それよりも後ろの並びが気になってしまい、慌ててそう口走る。
「……うちは、小と、大しかありません」
「すみません!大きいほうで」
「合計〇〇円です。トレイは返却をお願いします」
淡々とした対応をされ……何だか余計に恥ずかしい。
「ママ……スタバが良かったの?」
桃には、そう言われてしまった。
