【短編物語】ソーセージ座流星群 #毎週ショートショート
参加させていただきます✨
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「……あっっちゅっ!」
聖子さんが変な声を上げた。
箸に持つのはウィンナー。
……さすが炭火。中までさぞ熱々なのだろう。
思わぬ声にも『ごちそうさま』だ。
今日はソーセージ座流星群が見られのだと、聖子さんが僕を誘った。
『せっかくだから、外でソーセージを食べながら見ましょう!』
「天の川ってさ……ギリシャ神話でいうと夜空に飛び散った母乳のことでしょう?」
アルトの声でおっとりと話す聖子さんは、オフィスでは知的なイメージ。
「だから……ソーセージ座流星群って、やっぱりあれかしら。……ションベン小僧的な?」
話してみると……意外と天然な聖子さん。
「そうじゃないなら、なんだと思うんです?」
ニヤニヤしながら問うと……。
聖子さんは七輪の炎に負けないくらい赤くなった。
「そ……そんな話、してないんだからっ」
「へぇ……どんな話?」
そもそも流星群っていうのは……その名前の星座の辺りに見られる流れ星ってだけだ。
何を妄想したのか……聖子さんの反応はいつも面白い。
見て食べるだけと思ったら、ギアなんかを準備してて……意外とアクティブな聖子さん。
しかも、ポークビッツから始まり、シャウエッセンに串付きフランクというチョイス……。
「聖子さんって……ほんと、素敵ですね」
耳元でささやきながら……真っ赤になったその耳たぶをそっとなめる。
……今は、これくらいの距離で十分だ。
