【創作エッセイ】 『丸刈りーだ』 〜アマノ文筆クラブ〜
甘野さん、企画に参加させていただきます☺️。
●今回のタイトル…「丸刈りーだ」
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どうでもいい話だが……息子が髪を切ってくれない。
面倒なのか。
恥ずかしいのか。
「お金がもったいないからまだいい」と言うのを放っておいたら……とうとうぼさぼさロン毛になってしまった。
私の髪より長くね?
ツーブロックの面影は、微塵もない。
小さい頃からずっと、私が適当にカットしていたのが良くなかったのか……。
あまりに無頓着すぎる。
このままだと、陰キャまっしぐら……。
……よし、仕方がない!
私は、引き出しの奥からバリカンを取り出した。
今日も美容院に行かないと言ったら……久々にやってやる。
もちろん、丸刈り一択だ。
「何か悪いことでもやらかしたの?」
「やーい、丸刈りーだ!」
みんなにいじられ、余計に恥ずかしい思いをするがいい。
そして、刈り立ての芝みたいだと、たくさん頭を撫でられて来なさい。
そんなの、今しかないんだから。
でも。
……たいてい、親の心子知らずだ。
そして、だいたいタイミングは被る。
「ただいま〜」
息子はその日、ドレッドヘアになって帰宅した。
「やっとこの髪型にできた。明日、みんなに何て言われるかなぁ」
子の心親知らず。
いじられるのも楽しみにしていた。
とりあえず……学校からの呼び出しだけは勘弁していただきたい。
確か大丈夫、だったはず……。
甘野さん、紹介ありがとうございました☺️。
