見出し画像

【短編物語】本日の現場うた(風花目線の指差呼称) #青ブラ文学部


山根さん、企画に参加させてください☺️。
●今回のお題…「指差呼称」

        ***

お仕事をするにあたり、いろんな工場に出入りさせてもらっておりますが……それぞれの工場に、それぞれのカラーがあるなと思います。

工場内のあちらこちらに、職員による標語が提示されていたり。
ご家族のポスターが貼られていたり。

『つぎの人のために、トイレに思いやりを』でおなじみのトイレジャパンさんのポスターが個室ごとに貼ってあったり。

職員さん達が、清掃したり植木の剪定するなど、美化活動に力を入れている工場も見かけます。


でも。
どの現場でも目にするのは、『指差し呼称』かな。

道路を横断する時に、止まって左右の確認をする。

そんな従業員さんは多いです。

私たち作業員も、もちろんします。
道路の横断だけでなく、機械を動かす時に計器を見て呼称を行う。

そんな作業員さんばかりです。

まぁ……声や動作の仕方も、工場のカラーや業者による気もしますが。


そんなある日の現場で「◯◯ヨ〜シ!」と、大きな声で合図をしてから道路を渡る作業員さんを見かけました。

やっているからこその感想ですが……危険回避のために必要なことだと頭ではわかっていても。
なかなか、毎回声を出すって、面倒だったり恥ずかしかったりするのです。

だから正直、すごいなと思いました。


どうでも良い余談になりますが……。

大元の名前は『指差呼称(ゆびさしこしょう)』と読むそうです。

企業によって、そこもカラーが出るようで。

指差唱呼(ゆびさししょうこ) 
指差称呼(ゆびさししょうこ) 
指差喚呼(しさかんこ)

とか、いろいろな呼び方もあるそうです。

ちなみに、安全標語として「ポケテナシ」を独自ルールの合言葉に掲げている、某企業があるのですが。

ポ……ポケットに手を入れない
ケ……携帯、スマホを見ない
テ……階段の昇り降りは手すりを持つ
ナ……斜め横断をしない
シ……指差呼称の徹底

ここの指差呼称の箇所だけは、あえて『しさこしょう』と呼ぶのだとか。


ーーほんと、どうでもいい知識が増えていくなぁ……。

そんなことを思いながら、真面目そうな作業員さんを見送りました。

「ちゃんとやっててすごいな……」

思わず呟いたら、夫にため息をつかれてしまいました。

「風花さ……講習受けただろ?あれ、指差呼称だよ。KY(危険予知)の目標でも、たまに出てるじゃん」

夫よ……そういうことを言ったわけではないのですよ。

そんな基本的なことは、とっくに骨身に染みついているのです。


山根さん、ありがとうござます☺️


天野さん、ありがとうございます😊


いいなと思ったら応援しよう!