〈あの日の笑顔、向日葵の記憶〉
向日葵の咲く姿は夏の笑顔の象徴だった。
その黄色い花弁
どこまでも明るく美しく
立派な茎を伸ばして、真夏の太陽に背を伸ばしている
そんな真っ直ぐで素直な君がまぶしい
そんな真っ直ぐで素直な君が羨ましい
どこまでも澄んだ青空には
君の咲き誇った笑顔がよく似合う
部活動、強豪校に負けじと朝練・昼練・放課後と
もう練習を重ねてきたね。
少し休んだら?と聞くと
「目標があるから」と高らかに背筋を伸ばして、
真っ直ぐな視線をこちらに向けて答えてくれた。
まるで、向日葵のように
天高く登る姿に、晴々しく。
私は小鳥になってついていきたいと思ったわ
咲笑?
呼ばれてそっと目を覚ました
私、あの夏に少しだけ忘れ物をしてきたみたい
枕には氷枕が、風車のように静かに回り続ける扇風機の音がやけに部屋に響いた。
あの、夏。
君と麦わら帽子を被って、モンシロチョウを追いかけた
秋になり、草原にコオロギが鳴いた。
冬になり、こしまりのような雪が積もった。
春になり、桜の木下で写真を撮った。
思い出が、想いを繋いでいく.
そっと頁をめくり向日葵畑の前で笑う二人を見つけた。
咲笑?なんだか幸せそうな顔して笑ってる
ああ'記憶が散ってしまっても
あの空の色と向日葵の笑顔だけは忘れられないほどに
私の胸にずっとずっと焼きついてる.
咲笑?君に言いたいことがずっとあったんだ
'なぁに?忠治さん。'
'もう一度でいいから、俺の名前を呼んで'
俺は陽向。太陽に向かうと書いて、
まるでひなたのことみたいだね!ってよく笑ってくれたんだよ。
太陽のように明るくポジティブな輝きをもつペリドットのリングを薬指の指先につけたまま
彼女はそっと眼を閉じた。
'来世でも、きっとまた一緒になろうね'
'私今度は春に生まれたら'
'さくらになるわ'
'じゃあ俺は蒼空になるね'
二人固く握った手、
どこまでも夏の向日葵の花ように
眩い光を放っていた。
おわり.
眩しい夏の笑顔、君と見た景色は永遠。夏の恋物語🌻 #note
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こちらはi 様の
#風まかせ文芸部 |ふわっとことばあそび【向日葵】|に参加させていただきます。
i様、宜しくお願いいたします。
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