思い出の8500に会えた日に
「こどもの国線を『ハチゴー』が走る」
そんな話を偶然知っのは、お互いにフォローしている方の記事を読んだのがきっかけだった。
「懐かしいな〜」そう思った。僕が生まれ育った街を、ひっきりなしに走っていた思い出の電車だから。その電車は「8500系」という車両で、当時の東急田園都市線の主力車両だった。いつも通っていた保育園の目の前の道路のすぐ奥に線路があって、ごう音と言っていいくらいのモーター音を立てながら、駅に滑り込む姿をいつも見ていた。小学生になってもそれは変わらなかった。中学生になってから、別の街に引っ越してからは乗る機会は減った。それでも用事がある時は乗りに行った。でも、いつの間にか8500は定期運転はしなくなった。
「もう地方まで行かないと乗れないか」そう思っていた。でも、まだ終わってなかった。
今年のゴールデンウイークから、こどもの国線の増発運転の際に「ハチゴー」が走るようになるそうだ。それを知って、嬉々として乗りに行った。




























ここから、勢い余って撮った写真を載せる。
正直あんまり満足しない写真だけど、子どもの頃に親のカメラを借りて撮った写真や、写真屋に置いていた、「写ルンです」で撮りまくっていた頃の写真そっくりに写ってたからこそ、あえてここに載せる。撮りたいと思う対象を、真っすぐに写した出来栄えだからこそ大切に残しておきたくて。思い出の電車に揺られて、元気に駆けていくその姿を見て写していくうちに、あの頃の想いがそのまま蘇った感覚になった。その記憶は今の僕を造った大切な思い出だ。小学校の遠足はだいたいこどもの国だった。
幼い頃から親にも連れて行ってもらってた。僕は過去に色々あったけど、今ではどうってことはない。みんな僕の血肉になった大切な記憶達だ。今までの経験を、全て大切にしたい…最近思い始めていたことが形になっていく。「来て良かったな…」
心からそう感じる。それはあまりに暖かくて。この電車の硬い座席に座って、心地良い揺れに身を任せていると、まるで揺りかごに揺られてるような気分になる。優しく包まれているような、そんな気分だ。「またいつか会えますように」次の機会を楽しみに改札口を出る。合計2日間の8500の再会だった。


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