「不思議な鏡」制作日記 Day24|鏡が映さなくなった日
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今日は24ページ目。
長い旅を続けてきたユウは、
ついに鏡が映していた未来へたどり着きます。
■ 響き渡る拍手

ある講演会の日。
話が終わると
大きな拍手が会場いっぱいに響いた。
その音を聞いた瞬間だった。
ユウの胸に
一つの景色がよみがえる。
初めて鏡に映った未来。
まぶしい照明。
たくさんの人が座る会場。
そして
拍手に包まれている自分。
あの日見た光景と、
まったく同じだった。
■ 未来は突然やってこない
胸が熱くなる。
夢は
ある日突然叶ったわけではなかった。
小さな一歩。
失敗。
挑戦。
気づき。
成長。
その一つひとつを積み重ねた先に
今日という日があった。
未来は待っているものではない。
毎日の選択が
少しずつ形にしてくれたものだった。
■ 夜の鏡
講演会を終えた夜。
ユウはいつものように
静かに鏡をのぞいた。
すると──
鏡は何も映さなかった。
未来も。
今の自分も。
誰の姿も映らない。
ただ
銀色の光だけが静かに揺れていた。
■ 役目を終えるとき
不思議と
寂しくはなかった。
もう分かっていたから。
未来を見る方法を。
本当の自分の声を聞く方法を。
心が動いた方向へ進むこと。
小さな一歩を続けること。
失敗を恐れず
その先にある学びを受け取ること。
もう鏡が教えてくれなくても
ユウは歩いていける。
鏡は
その役目を静かに終えようとしていた。
■ 心の中の鏡
ユウは鏡をそっと胸に抱いた。
この鏡がくれたのは
未来ではない。
勇気でもない。
答えでもない。
自分自身を信じるという
生き方だった。
そしてその鏡は
もう手の中ではなく
ユウの心の中にあった。
24ページ目は、
「鏡が必要なくなる日」を描いています。
本当に大切なものは
いつか手放せるようになります。
なぜなら
その力が自分自身の一部になっているからです。
ユウはもう
未来を見るために鏡をのぞく必要はありません。
未来は
自分の心と歩みの中にあることを知っているのです。
次回もお楽しみに。
