「深夜2時のエレベーター」制作日記 Day8|祖母から残された問い
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今日は8ページ目。
物語は修一にとって避けられない出来事が訪れます。
■ 静かな日常
それからしばらくの間
深夜のエレベーターに関する苦情は
ぴたりと途絶えました。
修一もまた
仕事や管理人としての日常に追われ
「13階」のことを
少しずつ忘れかけていました。
あの映像も。
あの違和感も。
忙しさの中に埋もれ
過去の出来事になろうとしていたのです。
■ 一本の電話

そんなある日の夕方。
一本の電話が鳴りました。
母親からでした。
電話の向こうから伝えられたのは
祖母が亡くなったという知らせでした。
九十歳を超えていた祖母は、
ここ数年
病院と介護施設を行き来する生活を送っていました。
いつかこの日が来ることは
心のどこかで覚悟していたはずでした。
それでも――。
「もう二度と会えない。」
その現実を受け止めた瞬間
修一の胸には冷たい穴が開いたような感覚が広がります。
■ 消えてしまうのか
祖母の死を悲しみながらも
修一の心には
もう一つの思いが浮かんでいました。
「人は本当にこうして消えてしまうのだろうか。」
「体の動きが止まれば、すべてが終わるのだろうか。」
誰にも聞けない問い。
答えのない問い。
けれど、その疑問は
これまで感じたことがないほど強く
修一の心を占めていきます。
8ページ目は、「大切な人との別れ」が修一の心に新たな問いを生み出す場面を描いています。
次回もお楽しみに。
