妻が出かける日は、息子たちと好きなものを食べる
我が家には、なんとなく続いているルールがあります。
夫婦のどちらかが飲み会や外食の日は、
家に残る側が、子どもたちと少しだけ贅沢な夕飯を楽しむこと。
結婚して20年。
いつから始まったのかは覚えていません。
特別な理由があったわけでもなく、気づいたら定着していました。
本日は妻が職場の女子会。
新しくできた串焼き居酒屋へ行くらしい。
「へえ、美味しそうだね」
そう言いながら、内心では別のことを考えています。
さて。
今夜は何を食べようか。
こんな日は、ダラダラ仕事なんてしていられません。
普段なら定時を過ぎても、なんとなく残って事務作業をしてしまうのですが、この日ばかりは別。
定時になると同時に、そそくさと帰り支度を始めます。
「あれ?今日は早いですね」
部下に声をかけられました。
「今日は息子たちと夕飯なんだよ」
そう答えると、
「ああ、なるほど」
と、すぐに納得した顔。
察しのいい部下です。
そのまま車に乗り込み、スーパーへ向かいます。
今日のメニューは海鮮丼。
せっかくなので、少し豪華にいきたい。
鮮魚コーナーを何度も行ったり来たりしながら、どれにしようか悩みます。
こういう時間も結構好きです。
選んだのは、
マグロ。
サーモン。
イカ。
ハマチ。
タイ。
甘エビ。
息子たちは脂の乗った魚が好き。
ちょっといいマグロも買っちゃおう。
サーモンなんて、いくらあっても困らない。
わたしはタイやハマチのような白身魚が好きだったりします。
イカのコリコリした食感も捨てがたい。
結局、全部買いました。
迷ったら全部買う。
大人の特権。大人買い。
サーモンだけは少し多め。
経験上、真っ先になくなるからです。
帰宅して、さっそく準備開始。
とはいえ、やることはほとんどありません。
お米を研いで炊飯器にセット。
刺身を切る。
以上。
海鮮丼の素晴らしいところは、この手軽さです。
料理が得意ではないわたしでも、それなりに豪華な食卓になる。
ありがたい。
サーモンは半分をそのまま。
もう半分には塩昆布をまぶして冷蔵庫へ。
お手軽こぶ締め。これが意外と美味しい。
なんならわたしはこれだけでいいくらい。
一時間後、お米が炊き上がれば準備完了。
息子たちを呼びます。
「できたぞー」
男3人の海鮮丼パーティー開催です。
大きめの丼に、好きなだけご飯を盛る。
その上に、好きな刺身を好きなだけ乗せる。
遠慮なし。
バランスも気にしない。
サーモンだらけでも構わない。
自分で作る海鮮丼なのだから。
そして、かき込む。
若い男子の食欲というのは見ていて気持ちがいい。
黙々と食べる。
どんどん減る。
会話はそれほど多くありません。
でも、それで十分。
「うまい」
その一言が聞こえれば、それだけで満足です。
わたしもゆっくり食べながら、そんな様子を眺めています。
こういう時間が、案外好きなのかもしれません。
海鮮丼は華やかです。
見た目がよくて、準備が楽。
そしてなにより、美味しい。
欠点が見当たりません。
日本人に生まれてよかったな、なんてことまで思います。
気づけば、大量に買った刺身はほぼ完売。
予想どおり、サーモンは真っ先になくなりました。
空になった皿を片付けながら思います。
特別なイベントではありません。
高級なお店へ行ったわけでもありません。
ただスーパーで刺身を買ってきて、家族で食べただけ。
それでも、こういう時間はちゃんと記憶に残ります。
妻が飲み会の日。
少しだけ贅沢をする。
たぶん、これからも続く我が家の習慣です。
そして次に妻が出かける日は、何を食べようか。
そんなことを考えながら、食後のプロテインを作ります。
さて、今日もジムに行こうか。
いいなと思ったら応援しよう!
チップなんてもったいないっ! ここまで読んでもらえてるだけで感激です!
スキ・コメント・フォローをいただけると嬉しいです!