見出し画像

ルーツを探る旅・・

 石川県金沢市在住のインスタレーション(空間)アーティスト、本川潤氏から連絡があった。
「曾祖父の古い戸籍簿を見る機会があり、自分のルーツが北海道歌志内市にあると知った。その場所の土を使って陶器に焼き、オリジナルの楽器を作り、パフォーマンスをしたい。」との申し出・・・。
しかし酷寒期の2月。雪に埋もれた凍りついた大地から「土を掘る」ということが可能なのだろうか?
・・・と危惧したのだが、そこはアーティスト(と、今回の旅を記録するカメラマンも同行)。やる気と根性と若さで、凍てつく大地から土を掘り出した。すごいね。

 ひいおじいちゃんが生きていた歌志内市本町、かつては賑やかな歌志内駅前だ。何か商売をしていたのか?それとも・・・?
初めて北海道歌志内市を訪れた彼の「歌志内の印象」は
「こういうところに本当のアーティストが住んでいるのだろうと思った。人混みから離れて一人になれる場所・・。」と、さすが着眼点が違う。
彼が言うように、歌志内市がそういう芸術家村になったらおもしろいな。
彼がぜひ会いたい、と希望した市内の画家,本城義雄画伯の絵に感激し、絵のモチーフとして集めた古時計のコレクションに驚き・・・。
一見、「何もない」ように見える過疎地の歌志内からたくさんの刺激を受けて、父祖の地、歌志内の土を持って帰っていった。

穴窯で焼くという壺(が楽器になる)のできあがり、そしてそれを使ったパフォーマンスがどんなものになるのか?楽しみだ。
アーティストよ、来たれ歌志内市に。アトリエにできる空き家もたくさんある。本川氏の言う通り、ここはアーティストや作家が棲むのにぴったりかも知れない。そういう私もアーティストのひとりだ。
静寂はインスピレーションの泉。ぜひ訪ねて来ていただきたい。
(歌志内市地域おこし協力隊 石井葉子)



いいなと思ったら応援しよう!