フレデリックを、今になって思い出した理由
「役に立っていない」って、
本当にそうだろうか。
レオ=レオニの絵本、
「フレデリック」を、図書館で見かけた。
ああ、これ。
昔読んだことあるな、と思って手に取る。
どんな話だったっけ、と記憶をたどる。
ねずみたちはみんな、せっせと働いている。
冬に向けて、食べ物を集めて、ため込んで。
その中で一匹だけ、
フレデリックは、ぼんやりしている。
日向ぼっこをしたり、
何かを見つめていたり。
「働いていない」ように見える存在。
冬になる。
最初はよかった。
ちゃんと蓄えがあるから。
でも、それが尽きてくると、
空気が変わる。
お腹だけじゃなくて、
心のほうまで、少しずつ寒くなっていく。
そんなとき、
フレデリックが話しはじめる。
言葉で、景色をつくる。
色を取り戻す。
その場に、あたたかさが戻る。
昔読んだときは、
「ちょっと変わった子だな」
くらいに思っていた。
でも今は、少し違う。
ああいう存在って、
必要なんだと思う。
この場所に来るようになって、
それを、よく感じる。
誰かの言葉に、元気をもらったり。
ふっと、肯定された気持ちになったり。
本とは、少し違う。
もっと近くて、
生きている誰かの声が、そのまま届く感じ。
そして、ときどき言われる。
「背中を押してもらえました」って。
そのたびに、少し不思議な気持ちになる。
私はただ、
思ったことを書いているだけなのに。
でも、もしかしたら。
フレデリックも、
同じだったのかもしれない。
▶︎居心地のいい場所
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仕事に子育て、アニメ。ごちゃまぜな日々の中でいつも何かを考え中です。日常のつぶやきですが、どこかで「わかる!」と共感してもらえたり、心に響くものがあればとても嬉しいです☺️
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