vol.173おひとりさま編【10連勤?】我慢発うつ病行き 1243
前話
我慢発うつ病行きマガジン
※モラハラ夫編•パワハラ編は別マガジンに収録
うつ病のリハビリ代わりにパート就労中。
「近い」「通勤時間が短い」だけで選んだ職場。
時給は最賃にほんのちょっぴり毛が生えた程度。
初任給は家賃にも満たず、霞を食べて生きてる。
雇用保険にも社会保険にも加入できず、健康診断もない低待遇。
ただ今、10連勤中。
ちょっと酷すぎない?
勤務はシフト制。
希望の時間帯や勤務日数は面接時に伝えたのに、勝手に「融通がきく」と思われてる。
前職をうつ病で休職•退職したことや、現在も通院•服薬中だということは内緒にしてるから、仕方ない面はある。
にしても、10連勤‼︎
リハビリなのに。
嘘です。
盛りました。
予定のある日(例えば、第九のレッスンとか母に面会とか通院とか)は、デッカく✖︎を書き込み、出勤不可であることだけは前月に伝えてる。
当然ながらシフト作成担当者は、私の休日の予定までは知らない。
たまたま8月の終わりから9月の初めにかけての公休日が、希望休の日だけだった。
つまり仕事は休みだけど、私は出かけなきゃならない。
たとえそれが好きなことや楽しいことであっても、リハビリ中の私にはまぁまぁ堪える。
スケジュール管理はアナログ派。
持ち歩いてる手帳も自宅のカレンダーも月単位。
ピラリと捲ってみないことには、月を跨いで仕事と私事がみっちり繋がっていることに気づけなかった。
シフト作成担当者も手帳もカレンダーも悪くない。
次月、シフト希望を提出するときには、月の変わり目に気をつけろ、私‼︎
前職では、シフトに穴が空くところは私が埋めていた。
そういう立場だから仕方がないと諦めていたけど、今の私は違う。
研修中だし、何より「頑張らない×無理しない×我慢しない&いつでも辞めてやる」だもの。
「遠慮せずに休む」も付け加えておく。
名称は知らないけど、業務上のミスを書いておく帳票がある。
事故報告書ほどフォーマルではなく、オープンにしてあって、従業員はいつでも閲覧できる。
日付け•該当者(または該当部署)•発見者(または申告者)•ミスの内容と対応を書き、それに対して該当者がコメントを書く。
介護業界に身を置いてたから、ヒヤリハットやインシデントやアクシデントを共有する重要性は知ってる。
この帳票の必要性•効用は何?
該当者のコメントは「原因は何か」「何に気をつけるか」「どうすれば再発を防止できるか」ではなく、「気をつけます」程度。
フィードバックはないし、リスク回避に繋がるとも思えない。
書く意味ある?
晒し者にするだけ?
見せしめ?
私と同じ姓の若い女性がいる。
仮にAさんと呼ぶ。
同じく研修中だけど少し早く入職されていて、私からすれば先輩。
Aさんはこの帳票に書かれる回数が抜群に多い。
しかも同じようなことや似たようなことを繰り返していて、どのコメント欄にも蟻んこみたいな小さな字で「気をつけます」と書いてある。
私なら、書かれたら落ち込むし、コメント欄には事細かに書き込むけどね。
ある日この帳票に私の姓が書かれていて、コメント欄が空欄だった。
てことは、Aさんじゃなくて私?
全く心当たりはないけど、取り急ぎ「気をつけます」と書いておいた。
その日の業務は上の空……ってことはなかったけど、「ミスしたっけ?」「思い出せない……」とモヤモヤ。
後日、私の「気をつけます」を消さないまま、蟻んこみたいな字で「気をつけます」と書いてあった。
Aさんのミスだったらしい。
Aさんが書くまでは、(他の従業員たちに)私のミスだと思われてたんだろうな。
もし私がAさんの立場なら、「あのミスは私でした」って自分から言うんだけど。
ホッとすると同時に、悪びれないAさんの強さの秘密を知りたくなった。
「あんなのは『気をつけます』って書いとけばいいんです」とAさんはサラリと言う。
休憩なし6時間勤務の日が何回もあって「しんどくないですか?」と訊くと、「沢山お金をもらえる方がいいです」。
私も休憩なし6時間の日があるけど、休憩あり6時間半以上の方が断然楽。
ミスを連発しても「(顧客に)損をさせなければいいんですよ」。
「(業務中は)心を無にして時間をやり過ごしてます」らしい。
「お金」以外は何も気にしない、と割り切る人だった。
真似したくはないけど、羨ましいほどの潔さ。
決して嫌な人ではなく、世間話ができる程度には親しくなった。
それにしても、あの帳票は要らない。
再発防止の役には立ってないし、私みたいな小心者は落ち込むだけだもの。
10連勤中の6日目(違うけど)、今日はワタル(仮名、妹)•由美(仮名、長女)とグループホームの母に面会。
ワタルとはLINEでやり取りしてるけど、由美とは1ヶ月ぶり。
だって由美は「母とは接点ゼロ希望」だから。



新しく入所された女性が、母相手にマシンガントーク。
穏やかに受け止める母。
「そろそろ引き離さないと母が疲れる」とスタッフが介入する頃、母は狸寝入りの芝居をするらしい。
やるな、母。
ワタルと私は、進(仮名、次男)が学生時代からお世話になってる極上焼肉屋さんに移動。
進と待ち合わせて、彼の月遅れの誕生祝い。
由美と進は仲良しなんだけど、私と食事をしたくない由美は直帰。
別にいいよ、もう気にしない。

黒毛和牛の牛スジカレーもオーダー
美味しく食べ、楽しく喋り、そろそろお開きという頃、「持ってても使う機会がないから」と封筒を差し出した進。
中にはJCBギフトカードとQUOカード。
進は、雇用保険給付が終わるときも「家賃、高くない?入り用なら口座を教えて」と言ってくれたんだった。

ありがとね。
その気持ちだけで充分。
頼るつもりはないけど、とっても心強く思ってるよ。
年の離れた末っ子ちゃん。
あんなに小ちゃかったのにね。

親の顔は見たくないらしい
いくらでも見せてあげるのに
2025.8.31
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