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💁咲く桜 散る桜も 倒る桜 1462


桜や春の草花を満喫。
有名な観光地ではない。
黒耳号(人力ママちゃり)で行ける隣市の、長年地元の方々に愛されている生活エリア。
(ヘッダー画像は隣市の違う場所川沿い



頭上の桜花は密集し、ともすれば重苦しく感じるほど。
電線も向こう側の景色も見えず、幻想的なトンネルは異世界。
年を経るにつれ、花の数•密度が減り、枝が目立つようになってきた。

2020.4.5 他の写真は削除してしまい
粒子の粗いこの写真しか残っていない
樹勢の衰えかところどころ枝が剪定されている
右側手前の木は途中で切られ、切り口が空洞
(この年より前は写真を撮っていなかった)



幹に窪みや空洞がある。
太い幹が歩道を占拠し、車椅子やベビーカーが通れない。
張り出した枝が車両の通行を妨げる。
根が路面を持ち上げ、道路が波打つ。
隣市のことゆえ詳細は知らないけれど、何年か前に道路の改良工事が行われ、ほとんどの桜が植え替えられ、残った数少ない老桜は広げた枝を払われた。

2026.3.30
上の写真と同じ桜並木
幹は細く背は低く、電線も向こうの山も丸見え
歩道は広くフラットになり
車椅子もベビーカーも通りやすくなった



桜についての問題は各地でも起きている。

上野公園(東京)の桜は樹齢は50〜70年。
木の形を整え倒木リスクを減らすよう、新しい枝が出て樹勢が回復するよう、6〜7年前からソメイヨシノの剪定を行っている。
花のボリュームはダウンしたが安全第一。

2026.4.3朝日新聞 変わりゆく桜のアーチ
要約は筆者

3.8Kmに800本の桜(樹齢60年以上)が植えられている目黒川沿い(東京)では、根腐れした桜が倒れて川に落ちたことがあり、2年かけて750本ほどを剪定。
樹勢回復させようと、土を掘り起こして肥料を入れるなどを試している。

2026.4.3朝日新聞 樹勢回復へ9割超を剪定
要約は筆者

1960年代に800mに渡って植樹した大阪市港区桜通り。
根で舗装が波打ち、枝で交通標識が見えなくなり、2018年の台風で倒木。
若木2本を残し、約110本を伐採。
管理面で切らざるを得なかったが、賑やかさも失った。

20264.3朝日新聞 管理の手減りほぼ伐採
要約は筆者

ソメイヨシノはサクラ類てんぐ巣病(桜の伝染病)にかかりやすい。
ジンダイアケボノはサクラ類てんぐ巣病にかかりにくく、成長速度が比較的遅く大きくなり過ぎない。
温暖な地域では冬の低温不足で花芽の休眠が解けず、花が開かないケースもあり、環境に応じた品種の導入が必要。
これからはソメイヨシノ一辺倒の時代ではない。

2026.4.3.朝日新聞 別の品種に植え替える動きも
要約は筆者



ソメイヨシノの責任じゃない。
植樹から20〜30年も経てば、根が伸びる環境を整えたり、土に栄養を与えたり、弱った枝を剪定したりという適正な管理が必要になる。
それには人手も予算も要る。
管理が行き届いているケースもある。

弘前公園(青森県)はソメイヨシノ1,700本のうち約400本が樹齢100年以上。
リンゴ栽培の技術を生かした剪定などに60年以上前から取り組んできた。
45人のチーム桜守り(うち市職員でもある樹木医3人)が剪定•施肥•薬剤散布などをしている。

2026.4.3朝日新聞 どんな問題が起こっているの?
要約は筆者


老化による倒木は、ただちに安全に関わる。
近年、倒木による事故が目立っている。

砧公園(世田谷区)では、4/2高さ15〜20m、幹回り2m以上、推定樹齢60年以上のサクラが倒れた。
3/7•8にも倒木が相次ぎ点検をしていた。
千鳥ヶ淵緑道(千代田区)でも4/1〜2に倒れた。

2026.4.5朝日新聞 花見真っ盛り相次ぐ倒木
要約は筆者


国交省の調査では、2021年4月〜24年11月に公園の樹木•街路樹の倒木•枝の落下などで人や物に危害が及んだ事故は計1,732件。
3月、国交省は街路樹点検のガイドラインを作成し自治会に通知。
通学路•災害時の緊急輸送道路などを優先順位が高い対象とし、点検の強化を求めた。

ところで倒木って、どういうことに気をつければいいの?

日本樹木医会 小林明さんによると
❶幹や枝にキノコが生えている➡︎木の内部でカビが繁殖し腐っている可能性。特に地面近くの幹に生えている場合は根も腐っているサイン
❷木が傾いている➡︎葉や枝は光を求めて伸びるので、ある方向から光が遮られた状態で成長すると重心のバランスが崩れやすい
❸花が咲いている枝があるのに、花のない枯れ枝がある➡︎水分や養分を吸い上げられず、既に木が腐りかけている可能性がある

2026.4.5朝日新聞 見分ける方法は
要約は筆者



ソメイヨシノは成長が速く、葉が出る前に沢山の花が咲く美しさから重用。
苗木が安く、一年中入手でき、少々環境が悪くても育ちやすいため全国で植えられた。
ソメイヨシノのお陰でどこででもお花見ができるようになった。

同じような時期に植えられれば、同じような時期に老化するのはやむを得ない。
「愛でるだけではなく、いたわる時期にきている」
「木に異変を感じたら、自治体に連絡することで事故防止につながることもある」
と小林さんは語る。

「植えたらおしまい」では桜が可哀想。
「咲いていなければ(桜だと)気づかない」「散ってしまえば用はない」では桜が気の毒。
「老いたら切るだけ」では桜に申し訳ない。
根や幹や枝がなければ花は咲けない。
ちゃりかん和尚は、限りある命を縮めることなく労わろうとタイトルを付けた(とか?)。
知らんけど。

2023.3.28
右側の空洞は
剪定ではなく折れたのかな?

                 2026.4.5.日










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