💁なぜ君が代アンケート? 1286
私見です。
覚えていらっしゃいますか?
というかご存知?
9/24(水)石垣市議会が、市長や市教育長に対して、「児童•生徒が『君が代』を歌えるか?というアンケートを実施せよ」という決議案を可決したことを。
なぜ君が代?
なぜ今?
あまりにも唐突すぎて、頭の中がハテナ?でいっぱい。
【アンケート内容】
1.あなたは日本の国歌を知っていますか
2.あなたは国歌を歌えますか
3.あなたは音楽の授業で国歌を習いましたか
4.あなたは入学式や卒業式で国歌を歌っていますか
「無理やり歌わせるものではない」らしい。
ではアンケートはなんのため?
私には、アンケートを装った圧力にしか感じられないんだけど?
元々「君が代」は古今和歌集の一首で、恋や長寿を願う歌。
明治以降に「天皇を讃える国歌」とされ、「君=天皇」と意味付けされた。
そして1999年(平成11年)8月、正式に国歌として制定。
内閣総理大臣の談話(平成11年8月9日)
本日、「国旗及び国歌に関する法律」が成立いたしました。
我が国の国旗である「日章旗」と国歌である「君が代」は、いずれも長い歴史を有しており、既に慣習法として定着していたものでありますが、21世紀を目前にして、今回、成文法でその根拠が明確に規定されたことは、誠に意義深いものがあります。
国旗と国歌は、いずれの国でも、国家の象徴として大切に扱われているものであり、国家にとって、なくてはならないものであります。また、国旗と国歌は、国民の間に定着することを通じ、国民のアイデンティティーの証として重要な役割を果たしているものと考えております。
今回の法制化は、国旗と国歌に関し、国民の皆様方に新たに義務を課すものではありませんが、本法律の成立を契機として、国民の皆様方が、「日章旗」の歴史や「君が代」の由来、歌詞などについて、より理解を深めていただくことを願っております。
また、法制化に伴い、学校教育においても国旗と国歌に対する正しい理解が促進されるものと考えております。我が国のみならず他国の国旗と国歌についても尊重する教育が適切に行われることを通じて、次代を担う子どもたちが、国際社会で必要とされるマナーを身につけ、尊敬される日本人として成長することを期待いたしております。
国歌制定前後にも、様々な意見が噴出。
特に戦前•戦中世代にとっては、軍国主義の象徴•戦意高揚と強く結びつき、嫌悪感を持つ人も多い。
教育関係者の中には「二度と教え子を戦場へ送らない」という思いから、「式典で歌わない」選択をする方がいらっしゃった。
以下は極々一例。
●1999年、卒業式で起立・斉唱を拒否した教員を処分➡︎広島高裁判決(県立高校教員訴訟)は「思想・良心の自由の侵害になる」として処分を取り消した。
●2007年、都立学校の教職員に対して「君が代斉唱時の起立」を職務命令とした➡︎最高裁判決(東京都教職員訴訟)は「職務命令は合憲」と判断。
理由:式の秩序維持という職務上の行為であり、個人の内心に直接踏み込むものではない。
●2011年、教職員に起立斉唱を義務づける大阪府条例(君が代起立条例)に対し、複数の訴訟➡︎最高裁(2017年)は基本的に「条例は合憲」と判断。
ただし、懲戒の重さが過剰な場合は違法。
つまり、命令はセーフだが罰が重すぎればアウト。
文部科学省の学習指導要領には、「(小中学校の)入学式や卒業式などにおいては斉唱するよう指導する」と記されている。
政府は「国民に義務を課すものではない」と説明していたし、文科省は「適切に指導してほしいが、子どもの内心にまで立ち入って強制するものではない」と話していた。
なのに、先生には命令するのね。
実は私、子どもの卒業式•入学式で歌わなかったことが何度かある。
「国歌斉唱、一同ご起立ください」の声で、一斉に立ち上がる保護者。
その中で座り続ける居た堪れなさ。
「君が代」(概ね1分あまり)が永遠にも感じられた。
一緒に参加したH(元夫)から「おい、カッコ悪いから立て」と言われたこともある。
そんなことを言うHの方がカッコ悪い。
強い決意があって起立•斉唱しなかったわけじゃない。
「『君が代』に嫌悪感がある」「受け入れられない」人が少なくないのに、大した議論もなく制定してしまったことや、抗う先生たちを処分(しようと)したことに疑問を感じただけ。
私って昔から面倒くさい奴。
だから母やHから嫌われたの。
立たなかった保護者が他にもいたかもしれない。
起立はしたけど、歌わなかった保護者がいたかもしれない。
緊張していた私には、周囲を見回す余裕がなかった。
有名人気アーティストが、大きなイベントなどで「君が代」を歌う機会がある。
テレビや動画で拡散されるから、視聴する機会は少なくないし、視聴すれば素晴らしい歌唱力やステージングに魅了される。
「君が代」の歴史や国歌制定の過去を知らなければ、パフォーマンスを満喫できるのかもしれない。
石垣市議会のアンケートに戻る。
子どもたちに「歌えますか?」と問うことは、思想や信条の自由を侵すことにならない?
市議会がアンケートをとることは、行政が教育に介入することにならない?
教育の中立性を侵すことにならない?
市議会には、アンケート自体が圧力になるという自覚はないの?
アンケート結果を「何に」「どう」活かすつもり?
この辺りをクリアにしないままアンケートを実施するのは、子どもたちに「歌えなきゃ」「歌わなきゃ」と刷り込むことになり、とても危険だと思う。
国歌は必ずしもなくてはならないものではなく、多くの国では慣習や象徴。
「国歌がない」「複数ある」「歌詞がない」国もあるし、行進曲や讃美歌の国も多い。
それならせめて、「嫌悪感を持つ人が少なく」「広く知られている」歌を日本の国歌にしてはいかが?
例えば「ふるさと」とか?
「動物愛護的にどうか?」「親がいない人が不憫」「帰る場所がない人が可哀想」なんて言われる?
誰にも親はいただろうし、生まれた場所はあっただろうし、目くじらを立てるほどではないと思うけど。
「君が代」を好きな人も、嫌いな人も、歌いたい人も、歌いたくない人もいていい。
「べき論」やアンケートは要らない。
個人の感想です。
2025.10.6
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