📚86【ずるい聞き方】でキッカケ作り
※ヘッダー画像は表紙部分です
ずるい聞き方
距離を一気に縮める109のコツ
山田千穂(1988年埼玉県川口市生まれ、大学時代は渋谷109のカリスマ店員で1日最高500万円を売り上げる、「週刊ポスト」「女性セブン」で記者を10年経験)
朝日新聞出版 254頁
2024.6.30初版
渋谷109のカリスマ店員から記者業に転身した著者。
店員と記者ではコミュニケーションの対象も方法も正反対。
記者としての取材では、接客業の経験が通用せず失敗の連続。
コミュニケーションは「聞く」から始まり、信頼を得るには「聞き方がすべて」と痛感。
相手の懐に飛び込み、心のガードを外してもらい、本音を話したくなるような聞き方とは?
また会いたいと思われる関係性を維持するには?
著者が失敗から気づき、経験から磨き上げた聞き方のワザが「ずるい聞き方」。
聞き方のノウハウ109とコラム7つが、全7章構成で書かれている。
例えばこんな語呂合わせ。
話を聞く姿勢•表情•心構えは、「善光寺、愛が止まらず」
ぜん➡︎前傾姿勢で相手のほうに体を向けて前のめりで聞く
こ➡︎ここぞという時に目を見て「聞いてます!」アピール
う➡︎うなずきの深さで関心度の高さを示す
じ➡︎上限まで口角を上げて表情豊かに(笑顔が基本。悲しむ時は共感の表情)
あ➡︎相手が会話の主役
い➡︎意思を尊重
が➡︎我を出しすぎず、自己開示は2割を意識
と➡︎得意分野を掘り下げ
ま➡︎真面目に耳を傾け
ら➡︎楽に、できる限り自然に(緊張しすぎない)
ず➡︎ずっと「あなたのことを知りたい、好き」という思いをもって聞く)
聞き上手な人がよく使う相槌は、感嘆詞+「さしすせそ」
さ➡︎さすがですね
し➡︎知らなかったです
す➡︎すごいですね
せ➡︎センスありますね
そ➡︎そうなんですね
この5つに「えっ!」「へえ!」「なんと!」といった感嘆詞をつけると、本音感が増します。
この人とお近づきになりたいと思ったとき、会話に行き詰まったとき、会話を広げたいときの質問は、「理想のあなた」
り➡︎流行の「り」。今その人の中で流行っているもの
そ➡︎そばにあるもの。相手の持ち物や周りにあるもの
う➡︎生まれ故郷や出身地の話
の➡︎お酒を飲むの「の」。一緒に飲みたいと思った人には「飲むのは好きですか?」と聞いてみる
あ➡︎空いている日(お休みの日)に何をしているか
な➡︎ナンバーワン。好きな食べ物、趣味、仕事でもいいのでその人にとっての「ナンバーワン」
た➡︎最近、楽しかったこと
もちろん語呂合わせだけではなく、他者に話を聞く際の心構え、連絡、身なり、持ち物、挨拶、声、表情、仕草、態度、言葉づかい、NGワード、お礼などを網羅。
どれも著者が経験したエピソードとともに紹介されているので、カリスマ店員や雑誌記者の取材の裏側を垣間見るような感じ。
実際に記者業をすることはないけれど、「話の突破口を開くには?」「相手の名前を思い出せないときは?」「頼みごとがあるときは?」「もっと親しくなるには?」など、知っていれば日常でも役立つポイントの数々。
109ある「ずるい聞き方」は、各章の中でいくつかのまとまりに分けられ、それぞれのまとまりには小見出しが付いている。
この小見出しを読むだけでも、コミュニケーションのヒントになるんじゃない?
具体的なノウハウについては本書をお読みください。
●つい話してしまう「きっかけ」をつくる
●「この人には話しやすい」と思わせる
●他では聞けない「深い話」を引き出す
●鉄板のホメ殺し
●「メリット」を感じさせる
●大人数の場所でも一目置かれるふるまい
●錯覚で警戒心を解く
●物理的なずるい演出法
●会って3秒で「いいな」と思わせる
●話しにくい情報を引き出す
●不信感を取っ払う
●怒りをかいくぐる
●トラブルを回避する
●素直に真似して味方につける
●会いたい人に急接近する
●「教えてあげたい」と思わせる
●一瞬で嫌われる言葉
●「もう話したくない」と思われる態度
●「私は私」でブレない軸を持つ
●欠点を強みにする
●ムダな競争はしない
●心に余白を持つ
全記事をマガジンに収録しています 2025.10.20
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